結婚式にはいくらくらいお金がかかるのか、よくわからないと思っていませんか。
イメージだけが勝手に膨らんで、「結婚式はお金がかかるもの」と思いこんでいる人は多いです。
「貯金が少ない」
「親や親族などから結婚資金を借りるあてがない」
そんなカップルでも、お金をかけずに結婚式を行なえる方法があります。
この記事では、結婚式にかかる実際の費用や項目、結婚式の支払いを減らせる節約ポイントについて詳しくお伝えしていきます。
この記事の目次
お金がないと悩む前に知っておきたい!結婚式にかかるお金のこと
結婚式はお金がかかるものだと思い込み、お金がないことについて悩んでいませんか?漠然とした悩みを解決するためには、まず具体的にいくらかかるものなのかはっきりさせることが大切です。
この章では、はじめに知っておきたい結婚式にかかるお金について説明します。
結婚式にかかる費用は平均324.6万円
結婚式場紹介サイトのハナユメが行なったアンケートによると、結婚式の費用の平均額は324.6万円です。最も多いものが「300~350万円未満」で17.5%、次いで多いのが「350~400万円未満」の12.7%でした。
なお、平均額はエリア・ゲスト人数によって変動します。以下の表で見比べてみましょう。
結婚式費用の平均額(人数別・エリア別) | ||||
ゲスト人数 | 平均額 | |||
首都圏 | 東海 | 関西 | 九州 | |
30人 | 191.4万円 | 182.6万円 | 178.2万円 | 151.6万円 |
40人 | 216.2万円 | 209.2万円 | 203.1万円 | 182.9万円 |
50人 | 267.6万円 | 247.3万円 | 240.2万円 | 223.4万円 |
60人 | 308.0万円 | 285.7万円 | 279.0万円 | 267.7万円 |
70人 | 351.2万円 | 331.4万円 | 327.6万円 | 305.8万円 |
80人 | 417.3万円 | 374.8万円 | 362.3万円 | 346.0万円 |
※データ引用:ハナユメ
ゲスト人数が10人増えると、およそ30~50万円が上乗せされることがわかります。エリアでもっとも高いのは首都圏、もっとも低いのは九州地方です。
自己負担額の目安は82.6万円
324.6万円なんて無理!と判断するのはまだ早いです。結婚式費用は、すべてを自己負担するわけではありません。いただくご祝儀の総額を差し引いた額が自己負担分となります。
自己負担額=結婚式費用-ご祝儀総額
ご祝儀の相場額は、知人・友人が平均3万円、上司が平均3.5万円、親族は5.8万円です(ハナユメ調べ)。目安を計算する際は、平均としてゲストひとり分のご祝儀を3.5万円と仮定します。
先ほど紹介した平均額のうち、全体平均の324.6万円にもっとも近い関西エリア70名で計算してみましょう。
平均費用327.6万円-ご祝儀平均金額245万円(3.5×70名)=82.6万円
このケースでは自己負担額は82.6万円となります。ひとつの参考にしてください。
招待客を増やすとご祝儀で自己負担額が減ることもある
平均額はあくまでも目安です。招待客のうち、ご祝儀相場額の高い親族がより多く集まる結婚式の場合は、ご祝儀の金額が増えることにより自己負担額が減ることもあります。
招待客が増えたとしても、自己負担額が必ずしも上がるわけではないことを覚えておきましょう。
結婚式にかかる費用の一般的な項目
結婚式にかかる費用の主な項目は、以下の通りです。
・料理代
・装花代
・衣装代
・ペーパーアイテム代
・写真、映像代
・演出代
・引出物代
「会場費」は挙式にかかる費用です。会場の使用料、挙式料のほか、音響・照明、司会者などにかかる費用にあたります。
ペーパーアイテム代は招待状や席次表など、演出代は挙式後や披露宴で行なうフラワーシャワーやキャンドルサービスなどが該当します。
これらの項目は、ゲスト人数に関係なくかかる「固定費」と人数によって変動する「変動費」とに分けられます。
結婚式にかかる固定費
結婚式にかかる費用のうち、固定費は以下の通りです。
・装花代のうち、ブーケ&ブートニア、贈呈用花束
・衣装代
・写真、映像代
装花代のうち、披露宴会場に使われる装花や挙式場に飾られるセレモニー装花は、ゲスト人数によって広さが異なるため、必要数が上下します。そのため、費用も変動します。
写真や映像代は、プロに依頼する・しないの判断ができますが、依頼する場合はゲスト人数に関係なく固定金額が発生する項目です。
結婚式にかかる変動費
一方、変動費は以下の通りです。
・装花代のうち、挙式場・披露宴会場に飾る花
・ペーパーアイテム代
・演出代
・引出物代
装花代は前述した通りです。料理代やペーパーアイテム代はゲスト人数によって必要数が異なるため、費用が変動するイメージがしやすいでしょう。
演出代は、演出の種類によります。フラワーシャワーやキャンドルサービスの場合はゲスト人数に応じて用意する量・数が変わるため、価格が変動する場合があります。
しかし、プロジェクションマッピングのような演出の場合は、人数が影響しないため、ゲスト人数によっての違いは発生しません。
そもそも、演出代はやる・やらないが自分たちの判断次第で選べる項目です。絶対に必要な金額ではないため、予算に応じて柔軟に変更できます。
ここまでは、結婚式にかかるお金について紹介しました。次の章では、できるだけ結婚式費用を抑える方法について紹介します。
お金がないけど結婚式はしたい!結婚式の費用をできるだけ抑える3つのポイント
お金に余裕があるわけではないけれど、結婚式は挙げたい!そんなカップルに、結婚式の費用を抑える3つのポイントを紹介します。
1.結婚式の日取りや曜日を検討する
2.見積り金額から値引きが可能か交渉する
3.持ち込みを検討する
ひとつずつ見ていきましょう。
1.結婚式の日取りや曜日を検討する
1点目のポイントは、結婚式の日取りや曜日で費用を抑えられないか検討することです。
日取りは仏滅のように予約が入りづらい日をあえて選ぶこと、曜日は土日ではなく平日を選ぶことが挙げられます。こうした日は、式場側が安いプランを出していることがあるのです。
反対に、「大安吉日」や「いい夫婦の日(11月22日)」といった人気の日取りや土日祝日は、予約が取りづらいため、お得なプランが出づらいもの。
ただし、一般的に「お日柄が悪い」といわれる仏滅や赤口は、両親・祖父母世代から反発を受ける可能性があります。ふたりだけで決めずに、ひと言相談しておくことをオススメします。
また、招待しようと思っている人の多くが土日休みである場合、平日の結婚式には参列が難しくなってしまう可能性があるため、よく考えてから決定しましょう。
2.見積り金額から値引きが可能か交渉する
2点目のポイントは、見積り金額から値引きが可能か交渉することです。ここで注意しておきたいのは、交渉を行なうのは契約前に、という点です。
本契約を結んだあとは、基本的に値引きは行なわれません。必ず事前に交渉し、納得したうえで契約に進みましょう。
3.持ち込みを検討する
3点目のポイントは、持ち込みの検討です。結婚式に必要な衣装や小物類、ペーパーアイテムなどは、式場が提供するものや提携先で用意することが大半でしょう。しかし、ものによっては持ち込みを選ぶほうが安く抑えられる可能性があるのです。
持ち込みできる可能性があるものを、以下でチェックしてみましょう。
・小物類(アクセサリー、下着類など)
・ペーパーアイテム
・写真、映像
・演出(ムービーなど)
・引出物
写真、映像は友人や親戚に頼んで多く撮っておいてもらうことで対応できます。
もっとも持ち込みがしやすいのは、招待状などのペーパーアイテム、引出物でしょう。印刷物は文具ショップに印刷するだけのキットが販売されていますし、引出物も百貨店などで用意できます。
ただし、持ち込みを検討する際には、必ず事前に式場側に持ち込み可能かどうかを確認しましょう。式場によっては持ち込み不可、もしくは別途持ち込み料が発生することがあるためです。
次の章では、結婚式場を選ぶ段階からお安くできるサービスについて紹介します。
ハナユメが提供する「ハナユメ割」なら結婚式費用が100万円以上お得になることもある!
結婚式場紹介サイトのハナユメには、「ハナユメ割」という独自の割引プランが用意されています。最大で結婚式費用が100万円以上もお得になることもあるため、要チェックです。
ハナユメ割の検索方法
ハナユメ割の検索方法は、気になる結婚式場のページの上部にあるメニューから「ハナユメ割」をタップするだけ。
式場によって、割引プランが使える挙式日程やゲスト人数は異なります。自分たちが希望する条件と合致するプランがあるかチェックしてみましょう。
ハナユメ割の利用がお得な理由
最大100万円以上も安くなることがあるハナユメ割。その理由は、直近の日程での結婚式限定だからです。ホテルや旅館の直前割引と同じ仕組みだと思えばわかりやすいのではないでしょうか。
ハナユメの調査によると、結婚式場の予約を行なう平均は約10ヶ月先なのだそう。そのため、予約が入らなかった日に契約が入りやすいようにするために割引が行なわれるのです。
式場側は、空き日が出てしまうなら割り引いてでも契約してもらいたいと考えているため、win-winの仕組みといえるでしょう。
ただ、直近といっても、時期はさまざま。3ヶ月以内、半年以内など、案外先の日程もプランに含まれています。
気になる準備期間ですが、結婚式準備が本格的に始まるのは、契約時期に関係なく、挙式日の3~4ヶ月前が一般的です。少なくとも半年あれば、ゆとりをもって準備を進められますよ。
ハナユメ割の利用時に注意すべきポイント
ハナユメ割を利用する際、注意しておきたいポイントを3つ紹介します。
・招待人数や挙式のスタイルによってハナユメ割の割引率が変わる
・ハナユメを利用しブライダルフェアに参加するのが必須条件
・ブライダルフェア参加の際にはハナユメ割について伝えること
ひとつずつ紹介します。
招待人数や挙式のスタイルによってハナユメ割の割引率が変わる
ハナユメ割は、招待人数や挙式スタイルによって割引率が変動します。各ハナユメ割プランに記載されている「適応人数」が対象となる招待人数です。
人数ごとの割引額も見られるため、必ず想定人数の割引額をチェックしましょう。少人数制の結婚式の場合、式場によっては適応人数外である可能性もあります。
また、スタイルにも注意が必要です。ハナユメ割の対象になるプランの多くが、一般的な挙式・披露宴であり、会費制の結婚式には適しているものはあまりありません。
ハナユメを利用しブライダルフェアに参加するのが必須条件
ハナユメ割で契約する必須条件が、「ハナユメを利用してブライダルフェアに参加すること」です。
ブライダルフェアは式場ページ上のメニューにある「フェア」から予約できるため、まずはブライダルフェアの予約・参加を忘れずに!
ブライダルフェア参加の際にはハナユメ割について伝えること
ブライダルフェアに参加した際は、ハナユメ割での契約を考えていることを式場側に伝えておきましょう。オススメのタイミングは見積りの相談タイムです。
式場側に独自割引プランを提案されたときにすぐに比較できるよう、希望しているハナユメ割プランの内容を控えておくことをオススメします。
ハナユメウエディングデスクの予約の仕方
ハナユメには、無料でプロに結婚式について相談できるハナユメウエディングデスクが全国に6ヵ所あります。
所在地は関東、東海、関西、オンラインです。漠然としたイメージしかないカップルにも希望に合う式場を紹介してくれるため、効率的に式場が探せます。
また、ハナユメウエディングデスクを利用した場合でもハナユメ割は有効です。
予約は、希望するエリアから希望の店舗を選び、希望日時、お客様情報を入力するだけ。すでにハナユメに会員登録を済ませている方は、ログインすればお客様情報の入力をせずに済みます。
ここまでは、結婚式費用を抑えられるハナユメについて紹介しました。次は、「それでもお金がない…!」というカップルのために、対策法を紹介します。
それでも結婚式をするのにお金(貯金)がない!そんな場合の対策3選
結婚式費用を抑えられる方法をすべて試してもなお、それでもお金がない。そんなカップルに紹介する対策方法は以下の3つです。
1.結婚式のスタイルや演出の有無について見直す
2.親や親族からの借り入れを検討する
3.ブライダルローンの利用を検討する
ひとつずつ見ていきましょう。
1.結婚式のスタイルや演出の有無について見直す
結婚式のスタイルや演出の有無によって、結婚式費用は変動します。たとえば、結婚式を挙式のみにする場合、安いものでは4万円前後、平均10~20万円で挙げられます(ハナユメ調べ)。
挙式を家族だけで行ない、友人向けには会費でまかなえる範囲のお披露目会、1.5次会を企画する方法もあります。
また、演出には必須のものはありません。お色直しも必ずしなければならないものではないため、今一度削れる内容がないかどうかを確認してみましょう。プランナーさんにざっくばらんに話して相談に乗ってもらうこともオススメです。
2.親や親族からの借り入れを検討する
2点目は、親や親族からお金を借りること。特に親は結婚式費用の援助をするつもりでいる可能性があります。お願いをするときは、必ずふたりで行くことをオススメします。
身内であっても、お金のことをいい加減にするのはNG。「もらう」のではなく「借りる」のであれば、借りる際に結婚式後の返済計画についても話し合っておくことがベターです。
3.ブライダルローンの利用を検討する
3点目はブライダルローンです。ブライダルローンとは、結婚式だけではなく、結納やハネムーンなど、結婚そのものに関する費用に利用できるローンのこと。最高300万円程度のお金が借りられます。
借入先によって、固定金利・変動金利の違いがあるため、比較検討して合っているものを選びましょう。借りる場合は、返済時のことも考えた額にすることをオススメします。無理は禁物です!
では、最後に今回の記事を振り返ってみましょう。
まとめ
結婚式は一世一代の晴れ舞台。しかし、どうしてもお金の問題が絡むものです。最後に今回の内容をおさらいしておきましょう。
・持ち込みや日取りで少しでもお得になる方法を探そう!
・ハナユメ割は要チェック!お得プランを見つけよう
最後にローンの利用にも触れましたが、結婚式後に始まる生活が新生活の本番です。くれぐれも無理をしすぎないよう、まずは結婚式プランの内容をしっかり検討することをオススメします。
以上、お金がない場合の結婚式についての記事でした。