結婚式に呼ぶゲストの人数のバランスは、式場選びの悩みのタネになることもしばしば。
・呼びたい人をリストアップしていったら、新郎側・新婦側でかなり差が出てしまう
・親族や友人、同僚の数がそれぞれバラバラだけどこれはOK?
こんな風に困っている人もいることでしょう。
実は、結婚式のゲスト人数のバランスは、最近あまり気にしないようになってきています。
とはいえ、両家のゲストの人数バランスが取れないのが気になる人もいるでしょう。そんな時の対処法をお伝えします。
この記事の目次
結婚式のゲストの人数は、両家でバランスを取らなくても大丈夫!
新郎側・新婦側の親族の数を必ず同じくらいに揃えなければならないと思っていませんか?
「新郎側のゲスト人数のほうを多めにしなければならない」と聞いたことがある人もいるかもしれません。
確かに、以前は両家のバランスを5:5にするべき、新郎側ゲストが新婦側よりも多くなるようにすべきといった考え方がありました。しかし、最近ではあまりバランスを気にしない人が増えてきています。
ハナユメの調査では、42.6%のカップルがゲスト人数の調整を行なっていないという結果が出ました。
新婦側のゲスト人数が多い結婚式は何も珍しくありません。また、反対に新郎が婿養子として嫁ぐ側である場合も、ゲスト人数が新婦側よりも上回るケースも問題ないとする人が増えているのです。
たとえ片方に呼べるゲストがいなくても、結婚式はできる!
友人づきあいは人によって異なります。親族の数も親のきょうだいの数や年齢によって参列できる人数にはばらつきが出るでしょう。
片方には多くのゲストがいるにも関わらず、もう片方には全然いないといったことも起こりえます。しかし、片方にたとえ呼べるゲストがいなくても、本人たちと両家の合意があれば結婚式を行なうことに問題はありません。
ただし、偏りが出そうなら事前に両家の親に相談すべし
ただ、ここで偏りが出そうなときに大切にしておきたいのは、たとえ本人たちに問題がなかったとしても、必ず両家の親にもひと言話しておくことです。
そもそも、結婚式準備は、親に報告・相談しながら進めることをオススメしています。いざ当日近くになってから親に口を挟まれ、揉め事が発生してしまうことを防ぐためです。
特に日取り決めとゲスト人数に関しては、親として思うところがあるケースも多いもの。ふたりで先走って決めてしまわないことが大切です。
次の章では、ゲスト人数のバランスがうまく取れないときの対処法について紹介します。
結婚式のゲスト人数のバランスが取りづらい時の対処法
多少の人数の差であれば、ゲストや親族に「あれ、バランスが悪いよね」と気づかれることはほぼありません。
ただ、親族・友人の数に明らかに差が生じていたり、ゲスト全体で3:7、2:8といった大きな違いがあったりする場合は、バランスの悪さを気にする人も出てくるでしょう。
この章では、うまくバランスが取れないときの対処法をふたつ紹介します。
方法1. 人数を増やしたり減らしたりして調整する
ひとつ目の方法は、双方の招待人数を実際に増やしたり減らしたりして調整する方法です。
昔の友人や職場の同僚などを招待して増やす
学生時代の友人や職場の同僚など、招待する人数を増やして調整する方法です。しかし、この方法をとるときに注意したいのは、相手に人数合わせだと思わせないようにすること。
よく聞かれる話では、「ギリギリの時期に招待状が送られてきた。これ、人数合わせじゃないの?」というものです。
ゲストのリストアップは早めに行ない、慌てて帳尻合わせのように招待することのないようにしましょう。また、当時ですらそれほど仲良くなかった友達にまで招待状を送ることも控えたほうが良いでしょう。
ゲストの状況や今後の付き合いを考慮して人数を厳選する
反対に、人数を厳選して減らす方法もあります。まずはゲストを優先度順に並べてリスト化してみましょう。
リストを見ながら、当日にそのゲストが話せる相手が新郎新婦しかいないような人や、遠方に住んでいる人、妊娠出産と重なる可能性が高い人は、あえて気遣いとしてゲストから外すのも手です。
当日の知り合いが新郎新婦しかいないけれど、非常に仲が良くて優先順位が高いために呼ばないのはおかしい…といった人であれば、自己判断で取りやめる前に一度連絡を取ってみても良いでしょう。
相手がひとりでも大丈夫だからぜひ、ということであればリストに加えます。
方法2. 人数を調整せずに、席次などを工夫してバランスが悪くないように見せる
ふたつ目の方法は、人数を調整せず、席次などを工夫することによって見た目としてバランスが取れているように見せる方法です。
披露宴のテーブルレイアウトを工夫する
披露宴のテーブルレイアウトを考えることで、見た目のバランスを整えることができます。
たとえば、長テーブルを並べて両側から新郎・新婦のゲストに座っていってもらう席次にしてみましょう。テーブルの途中で双方のゲストが隣り合う席ができますが、それほど違和感を抱きにくいものです。
また、円卓を使用する際は、円卓のサイズを変えて数を等しくすることで、見た目のアンバランスさを払拭できます。ゲスト人数が多い方の円卓を大きいものにするということです。
いずれにせよ、席次の工夫は式場側と協力して進めなければなりません。担当プランナーに相談し、良い方法を選びましょう。
共通の友人は「新郎新婦の友人」として席次表に記載する
席次表に書かれている肩書きも、アンバランスさを抱かせやすい原因です。学生時代の友人やアルバイト先、勤務先など、双方の友人である場合は、「新郎新婦の友人」と記載することでバランスの悪さを防げます。
席次表を作らずに、テーブル番号で席に案内する
あえて席次表を作らないという方法もあります。挙式や披露宴の最中に、実際に数を数えて比較する人はそうはいないものです。
数えやすくなる材料が席次表なので、あえて作らずに「この番号のテーブルでお願いします」と数字が書かれたエスコートカードで案内することもオススメですよ。
披露宴を2部制にしてゲストを分散させる
披露宴を2部制にすることで、ゲストを分散させる方法もあります。親族中心の場と友人中心の場を別に設けることで、人数の差をあまり意識せずに済むのです。
2部制の披露宴のモデルケースを2種類紹介します。
2部制結婚式のモデルケース1 | ||
内容 | ゲスト | |
1部 | 挙式 | 親族 |
2部 | 披露宴1 | 親族 |
3部 | 披露宴2 | 友人・同僚 |
2部制結婚式のモデルケース2 | ||
内容 | ゲスト | |
1部 | 披露宴1 | 親族 |
2部 | 挙式 | 親族、友人・同僚 |
3部 | 披露宴2 | 友人・同僚 |
ひとつ目は、友人や同僚には披露宴から参加してもらうパターンです。その前に親族のみでの挙式披露宴を済ませます。ふたつ目は、挙式には全員集まってもらい、披露宴を前後に設けて親族用と友人用で分けるパターンです。
なお、リゾート挙式では、挙式には親族のみ、友人には別で1.5次会パーティーを設けるというパターンも見られます。
人数の差がわかりづらくなるメリットのほか、友人たちとはめいっぱい盛り上がれ、親族とは落ち着いた時間を過ごせるというメリットもありますよ。
次の章では、気になる先輩カップルのゲスト人数の平均について紹介します。
そもそも結婚式のゲスト人数の平均は?先輩カップルのデータでは67.3人が平均
結婚式を検討しはじめたとき、やっぱり気になるのはほかの人たちはどれくらいの人数で挙げているのかではないでしょうか。
先輩カップルの平均ゲスト人数は、67.3人でした(引用元:ハナユメ)。絶対的な正解はありませんが、ひとつの目安にしてみてくださいね。
次の章では、ゲスト人数のリストアップをする時期について説明します。
結婚式をすると決めたら、ゲストのリストアップをしておくとスムーズ
招待状を送る時期は、結婚式の半年~3、4ヶ月前です。そのため、最終決定はその時期まで保留していてもかまいません。しかし、結婚式準備の最初に行なう式場探しの際には、すでにおおよその人数を把握している必要があります。
30人程度の規模で良いのか、80人程度呼びたいのかによって、適した会場のキャパシティが異なるためです。
結婚式をすることに決まったら、まずは双方が呼びたい人をリストアップし、人数の差を照らし合わせてみましょう。親族関係は自分たちだけで行ないにくいものなので、両家の親にも相談しながらリストアップしておくことをオススメします。
最後に、今回の記事を振り返ってみましょう。
まとめ
非常識だと思われたくない、自分のほうだけゲストが多いと、相手側が恥をかかされたと思ってしまうのではないかと心配…。このように、結婚式のゲスト人数のバランスについて悩む人は多いでしょう。
・ゲスト人数に大きな差が生じる場合は、まず両家の親にも相談をしよう
・ゲスト人数のバランスをとるなら人数調整や席次を工夫する方法がある
バランスを重視するあまり、無理な選別をするのは心苦しいものです。また、反対に無理やり増やすのも相手を不快に思わせてしまいます。この記事を参考に、さまざまな工夫を検討してみてくださいね。
以上、結婚式のゲスト人数のバランスについての記事でした。