結婚式場をどこにするか検討する際、決めておかなければならないのがゲストの人数です。一体どれくらいの人数規模が平均なのでしょうか。
結婚式場紹介サイトのハナユメの調査によると、結婚式に呼ぶゲストの平均人数は67.3人との結果が出ています。
「この平均人数に合わせてゲストを選ぶべき?」
「平均人数だとどれくらいの費用がかかるの?」
「ゲスト人数にぴったりの式場はどうやって探すのがいいの?」
これを読んで、結婚式の人数・規模を具体的に検討していきましょう!
この記事の目次
結婚式に招待する平均的なゲスト数は67.3人
実際に結婚式を挙げた先輩カップルたちが、披露宴に招待したゲストの平均人数は、「67.3人」という結果が出ています。それでは、下の図で詳細を見てみましょう。
披露宴に招待したゲストの人数(データ引用元:ハナユメ) | |
人数 | 割合 |
30人未満 | 16.2% |
30~39人 | 8.1% |
40~49人 | 7.1% |
50~59人 | 12.2% |
60~69人 | 10.4% |
70~79人 | 14.1% |
80~89人 | 8.9% |
90~99人 | 7.6% |
100~109人 | 5.8% |
110~119人 | 2.5% |
120人以上 | 6.8% |
アンケートの結果を見ると、67.3人という平均値に近い50~79人くらいのゲストを招待する人が多いようです。そして、意外にも16.2%と30人未満の割合が高い結果になっています。
最近は、形式張った結婚式を好まない人も増え、ゲスト数を絞り、堅苦しくないアットホームな結婚式を好むカップルも多くなっているのです。
結婚式に呼ぶゲストの数には地域差がある
昔から、結婚式の特徴には地域差が出るものですが、ゲスト数も例外ではありません。各地域のゲスト数の平均値を見てみましょう。
地域別ゲスト数の平均値(データ引用元:ハナユメ) | |
地域 | 人数 |
関東地方 | 64.3人 |
東海地方 | 60.4人 |
関西地方 | 59.8人 |
九州地方 | 85.2人 |
データを見ると、関東地方の64.3人が一番平均値に近いです。一番多いのは九州地方の85.2人で、平均よりも17.9人も多い結果が出ています。
一方、一番少ないのは関西地方の59.8人という結果になりました。一番多い九州地方と、一番少ない関西地方との差は25.4人にもなります。
両家の親族・職場関係・友人のバランスにこだわりすぎなくてもOK
ゲスト数を決めるときに気になるのが、両家のバランス。このバランスについても、以前であれば必ず両家で5:5にならなければならないとか、新郎側のゲストが若干多くならなければならないなど、微妙なバランスが要求されることがありました。
しかし、最近では両家で5:5になることにこだわる人はあまり多くないようです。
また、招待するゲストの属性も、親族中心だったり、職場関係者中心、友人中心だったりと様々で、自分たちのスタイルや交友関係に合わせて自由になってきている傾向にあります。
ここでは、招待ゲストの平均人数や地域差を見てきました。次の章では、ゲスト数別の結婚式の特徴についてチェックしていきましょう。
ゲスト数別の結婚式の特徴
前項では、平均的なゲスト数について見てきましたが、もちろん平均人数に合わせなければならないわけではありません。最近は、結婚式の自由度も高くなってきています。
結婚式場の雰囲気やスタイルだけでなく、ゲストの招待人数についても、自分たちらしいイメージに合わせた結婚式をするカップルが増えています。それでは、各人数規模別の結婚式の特徴やメリット、デメリットについて紹介しましょう。
招待数60〜70名程度の結婚式
平均ゲスト数に近く、一番ポピュラーなのがこの規模の結婚式です。親族や親しい友人だけでなく、職場の関係者や学生時代の友人なども呼べる規模です。
メリットは、平均的な規模とあって、対応する式場が多く選びやすい点です。一方、ゲスト数もそれなりに多く属性も広いので、比較的かしこまった雰囲気になる点がデメリットと言えるでしょう。
上記のイラストは、ゲスト数が64人の場合の席次レイアウト例です。親族、職場、友人とゲストの属性が様々なので、同じテーブル内に同じグループをおさめられるように対応することが必要です。
職場関係者からなる主賓テーブルに、友人が数人混ざっているということがないようにしましょう。
招待数10〜30名程度の少人数結婚式
招待数10〜30名規模の結婚式は、親族のみ、または親族と親しい友人をメインに招待する、少人数結婚式のスタイルです。
堅苦しくなく、アットホームな雰囲気で会話を楽しめるというメリットがある一方、派手な演出は不要な分、華やかさやにぎやかさには欠けるという面もあります。
こちらは、ゲストは親族のみ16人の場合の席次レイアウトの例。少人数のため、披露宴というよりは食事会のようなアットホームな雰囲気で、新郎新婦とゲストの距離も近く、会話も楽しむことができます。
上座と下座を意識する必要もないので、ひとつのテーブルをみんなで囲むようなレイアウトも可能です。
招待数100名前後の大人数結婚式
親族が多い、職業柄仕事の関係者を多く招待しなければならない、大人数で結婚式を祝う習慣がある地域性であるなどの理由から、ゲスト数が100名前後になる場合もあるでしょう。
豪華で結婚式らしい華やかさがあるメリットがありますが、ゲストが多い分新郎新婦とゲストの距離が遠く、なかなかゲスト一人ひとりと話すことができないデメリットもあります。
これは、ゲスト数が96人の場合の席次レイアウトの例です。人数が多い分、席次も複雑になるため、調整が必要です。
次の章では、各規模別の結婚式の雰囲気や、メリット・デメリットについて見てきました。次の章では、ゲスト数別の挙式費用についてチェックしていきましょう。
平均ゲスト人数の費用目安は約340万円(ゲスト数60~69名の平均から算出)
平均なゲスト数である67.3人が含まれている60~69人での費用相場は、338.2万円です。また、ゲスト数20~29人の少人数結婚式の場合は、149.9万円、100人超えの大規模結婚式だと、455.0万円が相場になるようです(データ引用元:ハナユメ)。
下の表では、ゲスト数別の挙式費用相場をまとめています。
ゲスト数別の挙式費用相場(データ引用元:ハナユメ) | |
ゲスト数 | 挙式費用相場 |
2~9人 | 85.3万円 |
10~19人 | 124.4万円 |
20~29人人 | 149.9万円人 |
30~39人 | 188.0万円 |
40~49人 | 254.4万円 |
50~59人 | 275.4万円 |
60~69人 | 338.2万円 |
70~79人 | 358.2万円 |
80~89人 | 374.6万円 |
90~99人 | 388.3万円 |
100人以上 | 455.0万円 |
料理の数や、ゲスト数や規模に合わせた会場の手配など、ゲスト数により挙式費用は大きく変わってきます。ゲスト数が少なければその分挙式費用は抑えられますが、ゲスト数が少ないということは、その分ご祝儀も少ないということです。
自己負担額がどれくらいになるのかについても見ていきましょう。
自己負担額の目安はおおよそ140万円
ゲスト数や挙式内容などによって変わりますが、自己負担額の目安は140万円程度と考えておくと良いでしょう。
自己負担額は、挙式費用全体からご祝儀を差し引いた金額。ゲスト数60~69人の挙式費用相場である338.2万円から、ご祝儀の平均額を3万円、ゲスト数は平均人数の67.3人で計算すると、自己負担額は次のようになります。
【挙式費用相場】338.2万円-【ご祝儀の合計額】201.9万円=【自己負担額】136.7万円
自己負担額を見て、心配になったカップルでも結婚式をあきらめることはありません。
挙式費用にあてる貯金が少ない場合でも、人気の日取りを避けたり、挙式スタイルや衣装代のプランを検討したり、ウエディングアイテムをなるべく手作りしたりなどして、結婚式の費用は節約することができますよ。
ここでは、ゲスト数別の挙式費用についてお伝えしてきました。次は、ゲスト数をスムーズに決めるコツについて見ていきましょう。
結婚式の人数・呼ぶゲストをスムーズに決めるコツ
ここまで、ゲスト数別の結婚式の雰囲気や特徴、挙式費用などを見てきました。ゲスト数を決めることは、結婚式の準備を進める上で大事なポイントとなるということが分かっていただけたのではないでしょうか。
では、ゲスト数を決めるには、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。ここでは、招待ゲストをスムーズに決めるためのコツを5つ紹介します。
・式場探しの段階で早めにゲストをリストアップ
・優先順位をつけてゲストのリストアップをする
・呼びたいゲストを決めきれないなら、家族のみのリゾート婚などスタイルを変える方法もある
・遠方のゲストは旅費や宿泊費の負担も考えて検討
・両家の親にもゲストについて相談しておく
ひとつずつ確認していきましょう。
1.式場探しの段階で早めにゲストをリストアップ
プランナー時代にはたくさんの結婚式を見届けてきましたが、大まかにゲスト数を決めていても、予定より増えたり減ったりということは良くあることでした。
ただ避けたいのは、ゲストが予定よりも大幅に増え、最終的に手配していた会場が狭くなってしまった、というパターンです。
反対に、ゲストが予定よりも減ってしまい、会場のスペースが空きすぎてさみしい雰囲気になってしまった、という場合もあります。
このような状態を避けるためにも、式場探しの段階で早めにゲストをリストアップしておくことをオススメします。
2. 優先順位をつけてゲストのリストアップをする
ゲストをリストアップするときは、優先順位をつけておくことをオススメします。
席次レイアウトを決めるときは、テーブルごとにグループを統一しなければなりません。職場の上司のテーブルに友人を1人入れることはマナー違反になりますし、職場の役職順なども考えるとなると、ゲストのリストアップはさらに複雑に。
「必ず招待したい」「招待したいけれど要検討」など優先順位をつけておけば、後から調整しやすいでしょう。
3.呼びたいゲストを決めきれないなら、家族のみのリゾート婚などスタイルを変える方法もある
それでも招待ゲストを絞りきれない場合は、思い切って家族のみのリゾート婚などにスタイルを変える方法もあります。家族だけでなく、仲の良い友達を数人招待することも可能ですよ。
ハワイやグアムなどの海外リゾート地や、沖縄や北海道の国内リゾート地で、少人数のアットホームな雰囲気での挙式もオススメです。
海外ウエディングは金額も高く準備が大変そうだと思っている人が多いですが、実は挙式費用自体は国内の一般的な結婚式よりも安く、準備の手間もかからない場合が多いです。
移動費や宿泊費が必要ですが、ハネムーンを兼ねると考えれば、実際はそれほど高額な結婚式ではありません。非日常的な異国の雰囲気や、絶景を臨みながらの結婚式を検討してみるのも良いですね。
4.遠方のゲストは旅費や宿泊費の負担も考えて検討
遠方からゲストが来るときには、他のゲストよりも交通費や宿泊費などの旅費がかかります。遠方からわざわざお祝いに来てくれるわけですから、ある程度の交通費や宿泊費は負担するようにしましょう。
その際は、周辺に宿泊施設がある式場や、アクセスがしやすい式場を選ぶようにすると良いですね。
5.両家の親にもゲストについて相談しておく
結婚式の主役は新郎新婦のふたりですが、両家の親には事前に相談・報告をし、納得してくれる結婚式にすることも大切です。特に親族の招待に関しては、親に相談して招待するゲストを決めるのが良いでしょう。
素敵な結婚式にするのはもちろん、今後の両家の関係を良いものにしていくためにも、両家の親への相談はとても大切です。
ここまでは、招待ゲストをスムーズに決めるためのコツについて紹介しました。次は、招待人数に合った規模の式場探すのに便利な、ハナユメのウエディングデスクについてお話しします。
ふたりにとってベストな式場を選ぶならハナユメのデスクに相談してみよう
ゲスト数によって式場探しがうまくいかなかったり、迷ったりするときにオススメなのが
ハナユメのウエディングデスクです。
ウエディングデスクには、国家検定を持つアドバイザーが数多く在籍しているので、結婚式に関することについてプロの目線でアドバイスしてくれますよ。
例えば、10~20人程度の少人数や、100人超えの大規模な結婚式には対応していない式場も少なくありません。Webサイトで式場検索をしても、ゲスト数によっては「対応不可」と表示されてしまう場合もあります。
しかし「対応不可」というのはあくまで目安である場合も多く、相談次第では挙式が可能になることもあります。
平均的なゲスト数から外れた結婚式を希望している場合には、ぜひハナユメウエディングデスクで相談してみましょう。
また、ハナユメのウエディングデスクは、オリコン顧客満足度®ランキングで3年連続No.1*を獲得しているのも信頼できるポイントです。
※2017年・2018年・2019年 オリコン顧客満足度®調査 結婚式場相談カウンター 第1位
挙式日程の調整などで、結婚式費用が最大100万円以上お得になるハナユメ割や、最大55,000円の商品券がもらえるハナユメ秋冬の式場探し応援キャンペーンも開催中です。
また、店舗で直接相談できるだけでなく、電話やメール、LINEでも相談が可能。利用料は一切かかりません。ハナユメのウエディングデスクをぜひ利用してみてくださいね。
まとめ
・ゲストは式場探しの段階で優先順位を付けてリストアップするのが良い
・少人数や大人数挙式で対応会場が少なくてもハナユメに相談すればOK
結婚式はお世話になったゲストへ新しい家族をお披露目し、感謝の気持ちを伝える場でもあるので、ゲストに満足してもらえる素敵な結婚式にしたいですよね。
そのゲストの人数次第で、結婚式の雰囲気も大きく変わるもの。この記事のポイントを参考にスムーズに準備を進められるといいですね。
以上、結婚式人数の平均についての記事でした。