結婚式の準備にどのくらいの期間が必要なのかは、カップルそれぞれが置かれている状況によって異なります。
ハナユメの調査によると、平均して8.8ヶ月前から結婚式の準備を検討し始めるというデータがあります。
しかし、中には最短で1週間の準備で結婚式をしたカップルもいるなど、結婚式の規模やゲストの人数、自分たちが行ないたい結婚式のスタイルによって準備すべきことは変わってきます。
この記事では、結婚式の規模やゲスト人数別に、それぞれどれくらいの準備期間や心構えが必要なのかをまとめています。
準備にかかる期間やその間にしておくべき内容がわかれば、自分たちの結婚式にはどれくらい準備期間があればいいのかイメージでき、余裕を持って結婚式を迎えることができるでしょう!
この記事の目次
結婚式準備にかかる期間は平均8.8ヶ月!最短で1週間というケースもある
結婚式準備にかかる期間は、平均8.8ヶ月です(ハナユメ調べ)。ただ、この期間はあくまでも平均。最短では1週間というハイスピードで結婚式を挙げたカップルもいます。
本格的な結婚式の準備開始は3~4ヶ月前から
平均が8.8ヶ月といっても、8.8ヶ月の全期間を準備に割くわけではありません。実際に結婚式の準備が本格的に始まるのは、3~4ヶ月前頃です。
そのため、8.8ヶ月未満しか準備期間がなくても、決して焦ることはありません。
結婚式の準備から楽しみたいカップルは、1年以上前からじっくり準備期間を取ろう!
結婚式の最適な準備期間は、準備に対する考え方によって異なります。ふたりが結婚式の準備からたっぷり楽しみたいのであれば、1年以上準備期間を設けましょう。
結婚式の準備期間が長いと比較・検討にたっぷり時間が使える!
準備期間にゆとりがあれば、式場の比較・検討に時間をたっぷり使えます。式場を決める判断材料になるブライダルフェアの予約も余裕を持って入れられるでしょう。
人気の時期や式場などが取りやすいというメリットも
早めに準備をスタートさせるメリットには、式場の予約が取りやすいことが挙げられます。「7月7日」の七夕、「11月22日」のいい夫婦の日といった日や、大安と土日祝が重なる日など、人気の日取りは予約が埋まりやすいため、早めの予約が必須です。
式場によっては、1日1組の貸し切りスタイルのところもあります。こうした式場を希望している場合は、特に早めに予約を押さえておきたいところです。
結婚式の準備期間が長すぎて悠長に構えがち!式直前で慌ててしまわないように注意
一方、準備期間が長い場合の注意点は、計画立てて準備を行なうことです。まだまだ余裕があるから…と悠長に構えていると、直前になって「あれもこれもやらなきゃ…!」と慌ててしまいます。
契約段階で、式場担当者とスケジュールを確認し、早めに進められるものからコツコツと準備を進めておくといいでしょう。
次の章では、効率を重視するカップルに適した準備期間について紹介します。
限られた時間で効率よく準備を進めていきたいカップルなら、半年前でも結婚式の準備期間は十分!
前述したように、結婚式の準備が本格化するのは3~4ヶ月前です。半年間しかない場合でも準備期間は十分に確保できているといえるでしょう。
「あまり長々と進めたくない」「短期集中で準備をしたい!」というカップルにオススメです。
結婚式の準備は短期間に集中して終わらせることが可能!
半年後の結婚式の場合、2ヶ月後からは本格準備期間に突入します。そのため、間延びせずに契約から当日までの時間を過ごせるでしょう。
結婚式の準備期間が短すぎてお目当ての式場が取れないといったケースも
半年後の結婚式のデメリットは、予約に関する点です。人気の式場の場合、希望する日時の予約がすでに埋まっている…なんていうことも起こりえます。
式場を変える・日時を調整するといった妥協が必要になる可能性があることを念頭に置いておきましょう。
次の章では、さまざまなタイプ別に適した準備期間を紹介します。
あなたはどのタイプ?結婚式の規模やゲスト人数などタイプ別でみる準備期間
自分たちに適した準備期間はどのくらいなのか、判断基準がわからずに困っていませんか?そこで、この章では結婚式の規模や人数など、タイプ別にオススメの準備期間を紹介します。
ゲスト人数が50人以上と比較的多い結婚式の場合、半年~1年くらいは準備期間があると安心
ゲスト人数が50人以上という比較的大規模な結婚式を希望している場合は、少なくとも半年程度ゆとりを持たせることをオススメします。
1年あれば、十分余裕をもって準備を進められるでしょう。手作りにこだわりたいカップルも、1年あればしっかり時間をかけられます。
決して半年未満でもできないわけではありませんが、人数が多い分招待状の送付や出欠管理が大変です。準備期間が短ければ、その他の準備と同時並行して進めていく必要があります。
ゲスト人数20~40人親族中心の結婚式の場合、数ヶ月~半年あれば準備OK!
ゲスト人数が20~40人、さらにゲストの多くが親族中心だという結婚式の場合は、半年あればOK。数ヶ月しかなくてもそれほど無理なく準備ができるでしょう。
規模にもよるが1~2ヶ月あればマタニティウエディングはできる!産前産後どちらにするか
授かり婚の場合、結婚式をはなから諦めてしまうカップルもいます。もちろん、妊婦さんの体調と妊娠経過が最優先ですが、準備期間としては1~2ヶ月あれば挙げられるケースもあります。
特に、家族だけでささやかに挙げられればOKと思っているカップルは、十分挙式が可能でしょう。
また、産前にこだわらず、産後落ち着いてから挙式を挙げる選択肢もあります。子どもにも晴れ着を着せて、3人で迎える結婚式も素敵ですよ。
家族だけの結婚式の場合なら1~2ヶ月準備期間があれば大丈夫!最短1週間という人もいる
マタニティウエディングの項でも触れたように、家族だけの結婚式であれば、1~2ヶ月準備期間が取れれば結婚式は挙げられます。なかには、最短1週間で挙式をしたというカップルもいます。
式場や日時にこだわりがなく、「式を挙げる」ことをメインに考えるのであれば、短期スパンでの結婚式も可能です。
リゾートウエディングの場合、数ヶ月~半年あれば十分!挙式空き状況だけでなく参列者の旅行手配ができるかもチェック
国内・海外でのリゾートウエディングを考えている場合は、最低でも数ヶ月は猶予を持たせたいところです。参列者の日程調整、旅行手配のことも考えると、半年程度あればゆとりを持てるでしょう。
特に海外挙式にゲストを招く場合は、パスポートの取得についても配慮しなければなりません。
フォトウエディングの場合、打ち合わせ~撮影まで1日でできる場合も!
挙式や披露宴を行なわず、ドレス姿を写真に収めるフォトウエディングの場合は、最短1日で可能です。必要な準備は日時・撮影場所・衣装の決定程度です。
撮影サービスによっては、カメラマンの手配から衣装やヘアメイクの手配までを一括で行なえるところもあります。極端な話、「今週末にやりたい」が叶う可能性があるのです。
次の章では、結婚式の準備期間別のすることリストを紹介します。
一目でわかる!結婚式の準備期間別することリスト
準備期間が長めのケースと短めのケースの2パターンに分けて、時期ごとにするべき準備をリストアップしました。
期間別の結婚式準備リスト | |
準備期間が長めのケース | 準備期間が短めのケース |
【9ヶ月~1年】 結婚式に向けた準備期間スタート ・結婚式場の情報収集 ・ブライダルフェアや式場見学に参加 など |
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【5~8ヶ月前】 両家顔合わせ・結婚の挨拶と報告 ・結納 ・顔合わせ ・結婚式衣裳の試着 ・指輪購入 ・招待状リストアップ ・準備する備品の選定 ・二次会の会場や幹事の選定 など |
【6ヶ月前】 結婚式に向けた準備期間スタート ・結婚式場の情報収集 ・ブライダルフェアや式場見学に参加 ・結納 ・顔合わせ など |
【5ヶ月前】 両家顔合わせ結婚の挨拶と報告 ・結婚式衣裳の試着 ・指輪購入 ・招待状リストアップ ・準備する備品の選定 ・二次会の会場や幹事の選定 など |
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【3~4ヶ月前】 結婚式に向けた本格的な打ち合わせスタート ・結婚式衣装の決定 ・招待状準備および発送 ・挙式・披露宴のプログラム検討&作成 ・引き出物の検討 など |
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【2ヶ月前】 招待するゲストの決定、必要なグッズの手配 ・ヘアやメイクなどの決定 ・アクセサリーなどの決定 ・招待するゲストの出欠確認 ・二次会ゲストの出欠確認 ・ゲストの席次決定 ・料理・ドリンクの決定 ・ウエディングケーキの決定 ・引出物の決定 など |
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【1ヶ月前】 本番に向けた最終準備 ・最終的な打ち合わせ ・メイクリハーサル ・衣装の最終フィッティング ・式場とコーディネートのイメージすり合わせをする ・スピーチ原稿の完成 ・支払い など |
次の章では、時間があまりない忙しいふたりに向けた時短テクニックを紹介します。
結婚式まで準備期間を短くしたい!時間がない人向けの時短方法3選
結婚式の準備期間があまり取れない、時間があまりないといったカップルに、時短方法を3つ紹介します。
結婚式の準備期間が短いカップルは相談カウンターを利用しよう!
1つ目は、相談カウンターの利用です。ゼクシィやマイナビウエディング、ハナユメといった結婚式場紹介サイトでは、対面でプロに相談できるカウンターを全国各地に設けています。
要望を伝えるだけで適切な式場を提案してもらえるため、1から自分たちで検索して調べるよりも、ぐっと時間を短縮できますよ。
お互いの思い描く結婚式のイメージを具体的に決めて準備をしよう!
何となく準備を進めてしまうと、途中でお互いのイメージのズレに気が付き、軌道修正にさらに時間がかかってしまう…といったことが起こりがちです。
最短で準備を進めるためには、お互いの思い描いている結婚式のイメージを具体的なものにするまで事前に話し合っておくことが大切です。
結婚式準備は、最初の共同作業。意見のすり合わせは丁寧に行ないましょう。
費用はかかってもプロの手を借りて時短で結婚式準備を進めよう!
費用を節約しようと手作りにこだわってしまうと、いくら時間がかかっても足りません。おもてなしのために手作りを選びたい気持ちは大切です。
ただし、時短のためにはプロの手を借りるところと手作りで進めるところとを判断して進めていくことをオススメします。
最後に、今回の要点を振り返っておきましょう。
まとめ
結婚式準備にかかる期間について、今回の記事の要点は以下の3点です。
・ゲスト数が多いほど準備期間が長いと安心!リゾート婚は旅行手配も
・式場決定、準備ともにプロの手を借りることで効率化が可能に!
結婚式の準備には1年かかるらしい…といった文言をそのまま信じ込む必要はありません。選ぶ式場、規模によって必要な期間は異なります。「時間がないから」と諦めず、できる形を探してみましょう。
以上、結婚式の準備期間についての記事でした。