結婚式は高額になりがちなので、全額を二人で支払うのはなかなか大変ですよね…
ですが実際、援助として、親からいくらか負担してもらっているカップルが66.1%いることがわかりました。(ハナユメ調べ)
そこで今回は、親に援助してもらった方の割合やその平均金額、親にお願いする上での注意点などをご紹介します!
この記事の目次
親に結婚式の費用を出してもらった方の割合は66.1%
先ほどもお伝えしましたが、「ハナユメ」が行ったアンケートによると、「結婚式の費用を親から援助してもらった」と答えた人は66.1%いました。
つまり半分以上の先輩カップルが、親にいくらかの援助を受けているということになります!
費用の援助に関しては、本人たちから援助の依頼をしたケースもありますが、親の方から援助を申し出ることもあるようです。
これには地域性も大きく関係があり、代々親が費用の援助をする風習がある場合は、当然ながらその風習が引き継がれることになります。
どちらかの親と同じ地域に住む場合は、そのような風習についても考慮する必要があります。
また、地域だけでなく親戚の習慣により、代々親が援助することになっている場合もあります。
結婚が決まって費用を考える段階になれば、まずはそのあたりを確認する必要がありそうですね。
では具体的にどのぐらいの金額を援助してもらっているのでしょうか。次章でみていきましょう。
親から負担してもらった金額は「50万~100万円未満」が多い
同じく「ハナユメ」の調査によると、一番多かった回答が「50万円~100万円未満」でした。
そして、結婚式費用の平均が324.6万円という結果が出ているので、全額を出してもらうのではなく、一部を補助してもらう人が多いということになります。
どの部分を援助してもらうかについては、例えば以下のようなケースがあります。
・親戚のお車代、料理代、など特定の費用のみを負担してもらう
などです。
いずれにしても、全額を負担してもらうというわけではなく、あくまでも自分たちで用意しつつ、一部は援助をしてもらうというのが主流のようです。
援助してもらう平均的な金額がわかったところで、次は費用を分担するタイミングについてみていきます。
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費用の分担は「すべての費用が確定したとき」にするのがベスト
費用の分担を決めるのに一番適しているタイミングは、「費用が全て確定した時」です。
まだ費用が確定しない段階だと、具体的な金額の話ができません。
頼まれる立場にしてみたら、金額はわからないが援助してほしいと言われてもすぐに返事ができないこともあるでしょう。
自分たちが出せる金額を提示しないまま、援助ありきで話を進めてしまえば、まだまだ子どもっぽく「頼りない」という印象すら与えてしまいます。
結婚とは親から自立して自分たちで生活してく第一歩でもあるので、援助してほしい理由を伝えましょう。
自分たちで用意できている金額、必要となる費用などを揃えて、具体的に説明することが必要です。
お金の話は、家族間でもしにくいというのが正直なところですよね。その上、援助をお願いする立場だとすれば、なおさら口にしにくいかもしれません。
しかし、上記のとおり66.1%の人が実際に援助を受けていることになります。
つまり、親側も援助の意思を持っている可能性が非常に高いことになります。その親心も理解したうえで、相談してみましょう。
相談自体はもっと早めにきちんとしておこう!
ただし費用について、事前に相談をしておくことは必要です。
というのも結婚式場を探す際には、2人の予算はある程度決まっているものだからです。その時点で予算オーバーなら、親子間であっても早めに相談するのがマナー。
出してもらって当然というスタンスはもちろんNGですが、なんとなく言いづらいからといって、直前になっていきなり具体的な金額を示す、というのはやはり印象が良くないですよね。
親子といえどもお金のことなので、誠実な態度をとるように心がけましょう。
費用の相談をするタイミングがわかったところで、次に実際のエピソードをご紹介していきます。参考になる声がたくさんありますよ。
実際に親からの支援にまつわるエピソードをご紹介
実際のところ、結婚式をあげたカップルは、費用の負担に関してどのような思いを抱いているのでしょうか。
なかなか聞きにくいお金にまつわる本音を、リアルにお伝えします。
親からの援助があった
まずは親からの援助があったパターンです。
親から言い出してくれた
引用元:OZmall
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小さい時から結婚費用を積み立ててくれている場合が多いようです。
かなり昔の日付から記載されている通帳を見て、涙があふれてきたという声もあります。
毎月コツコツと積み立てていた金額が一度にと思うと、かなり助かりますよね。
引用元:OZmall
それまでは費用の支援をお願いするつもりはなく、お願いもしていなかったのに、お祝金の形で渡してくれるケースもあります。
親としては、子どもからそのようなお願いがなくても何かしらの手伝いをしたい、という思いがあるのかもしれません。
引用元:OZmall
全額を出してくれたというケース。費用の一部分の援助が大半とはいえ、このような場合も少なくないようです。
ただしこのケースのように、お金を出してもらったからには親の意見を取り入れないわけにはいかないようです。
実はこのような声が意外に多く、全額ではなくても援助をしてもらう金額が大きければ大きいほど、本人の希望よりも親の希望を優先せざるを得ないことがあるようです。
引用元:OZmall
両親の希望で披露宴を行う場合に、援助を受けることも多くあります。
このケースのように両家で折半する、もしくは披露宴を希望した側が全額出す場合もあります。
最近では挙式だけ行ったり、フォトウエディングですませたりと様々なスタイルがあるので、本人と親の希望にずれが出てきてしまうと、このようなケースが生まれやすくなります。
自分たちから頼んだ
引用元:OZmall
最初から援助を依頼するつもりだったパターンです。
この場合は、こちらのケースのように、ブライダルフェアの段階で一緒に話し合いに参加してもらうことで、援助を受けやすくなるようです。
引用元:OZmall
こちらも早い段階で援助を依頼していたパターンです。
いきなりこれぐらいの費用がかかる、と言われるよりも、随時報告しているほうが親も心づもりができるかもしれませんね。
引用元:OZmall
正直に現在の金銭事情を伝えたことにより、誠実さが伝わったと考えられます。
単に結婚式にかかる費用を伝えるだけでは、どれぐらいの不足があるのかがわからず援助がしにくいものです。
思いきって自分たちの貯金額を伝え、だからこの金額が足りないのだと伝えることは、とても大事なことと言えます。
引用元:OZmall
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よくあるパターンが、親に費用を援助してもらった分を、ご祝儀で返すというものです。
結婚式費用は前払いなので、仮に自分たちで出すつもりでいてもまとまったお金を用意するのは難しいもの。
意外にたくさんの先輩カップルが、このようにご祝儀を親に渡すというスタイルをとっています。
親からの援助がなかった
反対に、親からの援助がなかったパターンをみてみましょう。
引用元:OZmall
お金を出してもらえば、少なからず親の希望を取り入れなくてはならなくなることをお伝えしました。
どうしてもそれに抵抗があり、こだわりの結婚式をしたいという場合は、このケースのように援助を辞退することが賢明でしょう。
その分、自分好みの結婚式を作っていくことができます。
引用元:OZmall
どちらかに経済力がある場合は、親に頼らずに結婚式を挙げることも可能ですね。
また一人だけに経済力がある場合に限らず、次のようにふたりで貯めるパターンもあります。
引用元:OZmall
結婚が決まってから実際に結婚式を挙げるまでには、平均で10.1カ月かかるというデータがあります。
ただし12カ月以上前に式場の検討を開始し始めた人は37.2%と一番多く、1年以上を準備期間に費やす人が多いことが伺えます。
つまりその期間、計画的にお金を貯めていくことも可能ということです。
ふたりが計画的に費用を貯めていくことができれば、親の援助がなくても大丈夫になることもあります。
引用元:OZmall
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自分たちの意思で親の援助を断ったパターンです。
むしろ親にも感謝の気持ちを表したいという場合は、招待する形でありがとうの気持ちを伝えることになるので、費用の援助は受けないということになります。
ただしその場合は、別の何らかの形でお祝いをもらうことが多いようです。
パターン別に、リアルな声をお届けしてきました。次章では費用分担に関する注意点についてみていきます。
両家で費用分担をする上での注意点4つ
決して安くはない結婚式費用を両家で分担して負担してもらうことになれば、とてもありがたいものです。
ただしお金にまつわることなので、念入りに対応しなければ「これから二人でちゃんとやっていける?」と両親に心配させてしまうことになります。
ここでは費用分担する際に確認すべき注意点について、ご説明していきます。
1.お互いの両親に事前に要望を聞いておく
まずは両親の要望は早い段階で聞いておく必要があります。
なんとなくわかったつもりになっていても、事前に確認しておくことはとても大切です。
昔は同じ地域内で結婚することが多かったため、その地域の風習で婚姻を進めることができましたが、今は全く違うライフスタイルということも多いので、自分たちの常識が相手にとっての常識とは限らないのです。
必ず両家の親に、できる限り早い段階で要望を聞いておくようにしましょう。
2.二人で事前に話して意見を合わしておく
いざ両親に相談する段階で、結婚相手が思ってもいないことを言い出した…なんてことがあれば、トラブルになります。
両親の前で「いまさら」なことを相談し始めてしまえば、「頼りない」と思われても仕方ありません。
自分たちの結婚式ですから、ふたりの意見をまとめておきましょう。
わからないので両親に確認する、あるいは自分たちの希望を伝えたうえで両親の要望も聞く、という姿勢が重要です。
間違っても両親に任せようとはしないでくださいね。
3.お互い結婚にかかった総合の費用で判断しよう
両家で折半する場合もありますが、実は単純に半分にすればいいというわけではありません。かかってくる費用は新郎側だけのもの、新婦側だけのもの、などがあるからです。
例えば新郎の故郷が遠い場合。
新郎側のゲストは遠方から招待することが増える可能性も高く、その分お車代が高くなります。
また新婦だけが受けるブライダルエステや、衣装代が高価となるケースもあります。
このような点から、総合的に費用が出そろってから考えることが必要だと言えます。
4.地域の習慣による金銭感覚の違いに気をつけよう
気を付けておきたいのが、地域によって風習がかなり異なるということです。
同じ都道府県内の近い市であっても、全然違う風習が定着していることはよくあります。
特に地域の習慣による金銭感覚の違いは気を付けたいところ。
例えば新婦側だけが「新郎側が結婚式費用を多く負担するもの」と思い込んでいれば、すれ違いが生じた際に不穏な空気になること。。トラブルに発展する前に、細かいことでも確認することが必要です。
お礼に対するお返しの金額も、地域で異なるのでしっかり確認しましょう。
以上の注意点をきちんと確認しておきましょう。
さらに、次に紹介する親へのお礼も大切なポイントです。
親に援助してもらったら、お礼を忘れずに
もちろん両親に援助してもらった場合は、お礼を忘れてはいけません。
結婚式が終わってから何か手土産を持ってお礼を言いに行こう…と思っているかもしれませんが、お礼の形はそれだけではありません。
以下に大切なことをまとめました。
結婚式の前段階で感謝の気持ちを表す
結婚式が終わってから「ありがとう」を伝えるのも大事ですが、結婚式の前にもきちんと感謝の気持ちを表しましょう。
大事な日が滞りなく終わるような気持ちを込めて援助してくれているはずなので、「無事に準備を終えることができました。おかげさまで式をあげられます。本当にありがとう」など、両親のおかげで式を挙げられることに感謝の気持ちを伝えましょう。
結婚式の内容も相談する
結婚式の費用を出してもらうからには、親の意見もある程度反映する必要があるでしょう。
もし「自分たちの好きなように進めなさい」と言われても、相談するという姿勢が大切です。
親と連名にした招待状を作成するなど、親の協力のおかげで式があげられたという気持ちが伝わる心配りがあるといいですね。
まとめ
・援助してもらうなら、費用の総額が決まったときに相談するのがベスト
・地域での慣習の違い、感謝の気持ちをあらわすなど細かいケアも重要
決して安くはない結婚式の費用ですが、早い段階で話し合うことが大切だということがわかります。
困ったことは素直に、早めに相談することを心がけてくださいね。
以上、結婚式費用の親の援助についての記事でした。