顔合わせの食事会でかかる費用の負担って、誰がするべきなのかと困っている方も多いと思います。
先輩カップルへのアンケートでは「新郎新婦二人で負担」が一番多い割合になっています。(ハナユメ調べ)
そこで今回は、顔合わせ食事会での費用相場や、支払いのタイミングなどを詳しくご紹介します!
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この記事の目次
顔合わせ食事会の支払いは「新郎新婦が負担」が一番多い割合に!
ハナユメ調べ
顔合わせのの支払いは誰がするのか…気になるところですが、新郎新婦が負担したという割合が一番高く、38.2%をしめています。
「自分たちの結婚の報告のために招待した集まりだから」「これまでの感謝の気持ちを込めて」という理由で支払っているようですね。
また、二人で負担することによって「自分たちはもう自立しています」という姿を、家族に報告する意味合いにもなりますね。
次いで多かったのが、「どちらかの両親」というケースで、全体の33.7%でした。
お金のことは今後の関係性にも響きかねないので、もめごとがないようにと折半してしまうのが、シンプルでわかりやすいのかもしれません。
一方で、「パートナーどちらかが負担」の12.4%、「両家で折半する」が9.0%となっています。近年では、結納を行わないで食事会だけをすることも増えています。
結納というのは新郎側から新婦側に結納金を渡すものなので、結納を省略して食事会のみを開く場合に、費用を新郎側で負担する…ということを示す結果かもしれませんね。
またどちらかの両親が遠方の場合は、近いほうの両親が多めに負担するケースもあるようです。
次の章は支払いのタイミングをみていきましょう。
顔合わせ食事会の支払いのタイミングは?
自分たちで支払いをすると決めた場合は、その旨を家族に伝えておくようにしましょう。知らない間にどちらかの家族が払ってしまい、あとから両家でトラブルになる場合もあります。
また、会計の時に「私が支払います」と双方が競ってしまって、なんとなく気まずくなってしまった...なんてことも避けたいものです。
スムーズな会計は自立した姿を見せるチャンスでもあるので、以下の2点を守って支払いをしましょう。
1.新郎がさりげなく部屋を出てお会計を済ませる
会計を行うベストなタイミングは、食事会のラストであるデザートが運ばれ終わったとき。
このタイミングでお手洗いにいくと伝え、会計をすませましょう。この時、新郎新婦が二人して席を立つ必要はありません。むしろ二人で行けばあからさまな印象になってしまうので、新郎だけで大丈夫です。
新婦は先に費用を渡しておくか、あとからその分を払うようにしましょう。いずれの場合も、事前に二人で打ち合わせておく必要があります。
2.両親の前で支払いをしないように
着席したまま支払いをしてしまわないこと。
よくあるレストランでの食事のようにテーブル会計になってしまっては、両親の前で支払う姿を見せることになり、なんとなく気まずくなってしまう可能性もあります。
これではタイミングをはかった意味がありません。スマートに席を立って見えないところで支払いを済ませたいところですが、心配な場合は事前に会場に伝えておきましょう。顔合わせである旨を伝えれば、会計のことについても配慮をしてもらえるはずです。
支払いのタイミングと注意点がわかったところで、次は気になる費用の相場をみていきましょう!
顔合わせ食事会でかかる費用目安は約6万円!
食事にかかる費用の目安は、だいたい一人当たり5,000~10,000円です。(ふたりと両家各2名の参加であれば、顔合わせ食事会の費用目安は3万円~6万円と考えておけばよいというわけです。
食事代以外に必要な費用は?
両家顔合わせでは、食事代以外にも必要となる費用があります。あとから費用が膨らんでどうしよう!ということがないように、リストアップすることが必要です。順番にみていきしょう。
交通費
よくあるのが、両親が遠方であるケース。どちらか一方が遠い場合もあれば、両家ともに遠方の場合もありますよね。このときの交通費は誰が負担するのかも決めておきましょう。
一方が遠方ならば、片方が食事会の費用を負担するなどバランスを取ることも大事ですね。
宿泊費
同様に両親が遠方の場合は、日帰りで行うことが難しい場合もあります。もしホテル等に泊まることになれば、ここも誰が負担するのかを決めておきたいですね。
ついでに旅行をするから、などと宿泊費用までは受け取らない可能性もありますが、それでも配慮している姿勢を見せるのはとても大切なことです。
手土産
多くの方が手土産を持参しています。地元の名産品を自己紹介代わりに渡したり、相手の好みに合わせて選んだりします。いずれにしてもこれから家族になる相手ですから、あまりにも高いものは逆に気を遣わせることにもなるので5,000円程度のもので十分です。
婚約記念品
結納を省略して、顔合わせの場で婚約記念品を交換する場合があります。婚約記念品とは、婚約の証として贈る品物のことで、定番ともいえるのが婚約指輪。
またそのお返しとして女性から男性へ贈る記念品の購入も忘れてはなりません。昔は腕時計が多かったのですが、他にもスーツや財布などの小物が人気で、最近ではもう少しカジュアルに、新郎の趣味に関するものを贈ることもあります。
婚約指輪の相場は30万円となっています。(ハナユメ調べ)
女性から男性へ贈る記念品は、婚約指輪の半返し程度が一般的です。
とはいえ、これから結婚式や新居の準備などで、何かと費用がかかる時期になります。最近ではスタイルにこだわらずに自分たちらしく顔合わせを行うようになっていますので、予算とも相談しながら決めていきましょう。
顔合わせでかかる費用について、みていきました。
次の章では支払いの際に気を付けたいポイントについてご紹介します。
顔合わせの支払いで気を付けるポイント3つ
顔合わせの支払いのときに気を付けるべきポイントは、3つあります。せっかくのおめでたい席を台無しにしないように、また今後の両家の良好な関係を築くためにも、しっかり押さえておきましょう。
1.支払いは両親の前でしないのがマナー
「顔合わせの支払いは自分たちでするからね!」と報告を受けた両親は、きっと子どもの自立した姿に頼もしさを感じることでしょう。
しかし、「今回は甘えておこうか」と決めたはずなのに、いざ当日になって、自分の子どもが支払いをしている姿を見てしまうと、やはり心苦しく思ってしまうこともあるかもしれません。そんな気持ちにさせないためにも、支払いは席を立った際に見えないところで行うことを心がけましょう。
2.事前に誰が支払いをするか決めておく
自分たちが支払いをする!と決めていたはずなのに、いざお会計に行ってみるといつの間にかどちらかの両親が払ってしまっていた!というケースがあります。
親としては子どもが払うことは考えておらず、食事中のどこかのタイミングで会計を済ませてしまったということでしょう。また食事が終わったタイミングで、両家の親が会計について競い合って引かない、なんていうこともあるかもしれません。
そんなトラブルが起きないように、支払いをだれが行うのかは先に話し合っておきましょう。地域のしきたりや両親の考え方で異なるかもしれないので、事前に両家ともに相談をしておくのが良いですね。
3.相手の家族が負担した場合はお礼を行う
支払いについて事前に伝えていたにも関わらず、相手の家族が支払ってしまったということもあります。親としての威厳と、若い二人を祝しての気持ちですから、その場合はきちんとお礼を言いましょう。
そしてそのあとに、改めてお礼の品を贈ります。一般的に顔合わせのあとにはお礼状を送るものですが、合わせてお礼の品も贈ることで、感謝の気持ちを表すことができます。
支払いについての大切なポイントをご紹介しました。
ところで実際に食事会を行うお店はどのように決めていけばいいのでしょうか。番外編として、そのコツをご紹介します。
【番外編】顔合わせ食事会のお店選びのコツ5選
顔合わせの食事会によく選ばれるお店と言えば料亭。他にも少し格式の高いレストランやホテルなどが人気です。どのような点を重視して選べばいいのでしょうか。
1.個室のある会場を選ぶ
おすすめは個室のあるところ。落ち着いて両家の紹介を行って、歓談できます。新郎新婦だけでなくお互いの両親も緊張している場合が多いので、落ち着いた雰囲気のお店が望ましいですね。
せっかく話が盛り上がってきても、周りの音が気になって会話が楽しめないのは、少し残念ですよね。気になる会場が見つかったら、個室があるかどうかをチェックしてみましょう。
2.アクセスしやすい場所か確認
ぜひ重視してほしい会場の立地。とくに両親が遠方だった場合は、駅や空港から「会場までアクセスしやすいのか」「道はわかりやすいのか」は重要なポイント。
駅や空港から徒歩で行けるのがベストですが、バスやタクシーを利用する場合は、どこかで待ち合わせして一緒に向かうか、タクシーチケットを手配しておくことをおすすめします。
新郎新婦にとってなじみのある会場だったとしても、両親にとっては初めての場である場合、本当にわかりやすい場所なのかどうかは落ち着いて考えてみる必要があります。
3.家族が集う顔合わせにふさわしい食事
メインは食事会です。やはりおいしいものを食べたいですよね。もちろん二人の嗜好だけでなく、両親の好みにも配慮が必要です。和洋中いろいろありますが、一番人気なのは和食のようです。懐石料理が定番ですが、見た目の華やかさもポイントです。
4.顔合わせに合った雰囲気
単なるお食事会ではなく、結婚の前段階である顔合わせは、少しいつもと違う雰囲気で進んでいきます。
しかし隣の個室では、どうやら宴会が始まった模様…となれば、なんとなく落ち着かない雰囲気になりますよね。顔合わせや結納などが行われている会場は、ホームページにもその模様が載っていることがあるので一度チェックしてみましょう。
また祖父母など年配の家族も呼ぶ場合は、お座敷でも椅子があることが好まれます。招待する人のおもてなしを考えて、雰囲気を選びましょう。
5.お得なプランやポイントサービスを利用する
お互いの親族と顔を合わせる貴重な場ですから、あまりケチケチするのは無粋なもの。
とは言え、これから物入りになる時期ですから、もし節約できることがあるなら利用したいというのが本音ですよね。
会場によっては、顔合わせ用のプランとしてお得なキャンぺーンを用意しているところもあります。個室代や乾杯ドリンクが無料だったり、提携先のポイントを付与してくれたり、もしくはクレジットカード払いがOKなのも大きなポイントになります。そちらを重視して会場を選ぶのも一つですね。
まとめ
・食事代以外にも、交通費や婚約記念品などで費用がかかる場合も
・会計の場でもたもたしないように、誰が払うかは事前に決めておく
両家の顔合わせは、今後の良好な関係を生み出す第一歩となります。お金にまつわるポイントを押さえてスムーズに行えるようにしましょう。とはいえ、すべてを完璧にしようと気負うことなく、当日は素敵な食事会を楽しんでくださいね。
以上、顔合わせの支払いについての記事でした。