入籍の準備って色々と必要な書類があったり、どういう段取りで進めるべきなのかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、入籍に必要な準備や流れをわかりやすく丁寧にご紹介していきます。
この記事を読めば、スムーズで完璧な入籍ができるでしょう!
ブライダルフェアに行こう!
この記事の目次
おさらいしよう!プロポーズから入籍までの流れ
まずはプロポーズから晴れて入籍までのまでの一連の流れを、改めておさらいしていきましょう。
・婚約指輪の購入&プロポーズ
・お互いの親に結婚を報告
・両家の顔合わせ・結納
・結婚式の日取りと式場決め
・結婚指輪の購入
・結婚式への準備
・ハネムーンについて検討・予約
・新居への引越し
・晴れて入籍
婚約指輪の購入&プロポーズ
まずはプロポーズをして相手の意思確認をします。
最近では女性から男性にプロポーズする場合も増えているようですが、男性から女性にするのがまだまだ一般的です。
また、ハナユメの調査によると、女性の54.8%はプロポーズと同時に婚約指輪をもらったと回答しているそうです。
※同調査によると、ネックレス・ピアス・イヤリングなどアクセサリーは次いで5.6%。
同調査によると、プロポーズのタイミングで婚約指輪が欲しいと思っている女性が多いにも関わらず、実際は54.7%の人が、ふたりで指輪を選んだというデータが出ています。
プロポーズの内容は人それぞれですが、せっかくなら一生の思い出に残るイベントなので、二人で喜べるものになるといいですね。
お互いの親に結婚を報告
プロポーズが無事に成功したら、次はお互いの親への結婚報告です。
まずは男性側が女性のご両親に報告しに行くのが一般的です。(女性の両親への報告が済んだら、男性側の両親へ別途報告しに行く。)
場所は、女性の実家でも良いですが、少しフォーマルなお店の個室を予約してもよいでしょう。
どちらの場合も、手土産を持参し、男性であれば季節問わずスーツやジャケットスタイルが一般的です。
両家の顔合わせ・結納
お互いの両親に挨拶が終わり、結婚の承諾を得ることができたら、続いて両家の顔合わせを行います。
両家の顔合わせのときに正式な婚約の儀式として「結納」をする場合もありますが、最近では、格式ばった結納を行わず、食事会だけで済ますことも多いようです。
両家のあいだで結納にこだわりがあるか、確認をしておきましょう。
結納を行う場合であれば、日時や場所、仲人の有無などを決めます。
住んでいる地域によっても、常識やしきたり、かける金額などが異なるので、両家ともに納得のいく結納になるよう心がけましょう。
結婚式の日取りと式場決め
両家の顔合わせや結納が終わり、無事に婚約を済ませたら、いよいよ結婚式場の検討に入っていきます。
結婚式をせずにフォトウエディングなどで済ませるカップルもいますが、結婚式を行うのであれば、まずは希望の日取りや招待ゲストの人数を決めていきましょう。
いよいよ次は結婚式場の下見(見学)・ブライダルフェアです。
ブライダルフェアでは本物のチャペルでの模擬挙式を見学したり、本格的な結婚式場の料理を試着できるので、参加すればきっと、式場決定のための良い材料になると思います。
しっかりとカップルで話し合い、お互いの納得する結婚式場を決めてくださいね。
なかなかイメージが固まらなかったり、どこの結婚式場がいいか迷う場合は、式場探しのプロに無料相談できるサービスなどを検討すると良いでしょう。
結婚指輪の購入
婚約指輪の次は、結婚のしるしとして付ける結婚指輪を準備しましょう。
職業などにもよりますが、日常でも着用する人の多い結婚指輪ですので、一般的には華美すぎないものがよいとされています。
飽きが来ず、あまり家事の邪魔にもならないものを探しましょう。
憧れのブランドで探すもよし、コストを抑えたいということであれば、御徒町などの問屋で買うもよいでしょう。
結婚式への準備
一般的に結婚式は、挙式・結婚披露宴・2次会という流れで進んでいきます。
近年の結婚式のスタイルは多様化していますので、入籍だけ行った後、親族だけで食事会をするスタイルもあります。
どのスタイルにする場合も、本番までに入念な打ち合わせが必要になってきます。
意外に思われるかもしれませんが、一般的な本格的な結婚式の準備は3~4ヶ月前くらいから忙しくなってきます。
ハネムーンについて検討・予約
結婚といえばハネムーンを夢見ているカップルも少なくないでしょう。
ハナユメの調査によると、全体の82.8%のカップルが結婚後、新婚旅行に出かけたようです。
結婚式の準備と並行して、どこに行きたいか早めに相談しておくとよさそうですね。
海外の場合は、雨期や乾期といった、天候も考慮して行き先を決めるとよいでしょう。
新居への引越し
これから始まる新しい生活のために、新居を探していきましょう。
ここで気を付けたいのが、入籍前に引っ越すのか、入籍後に引っ越すのかで必要な書類手続きが変わってくることです。
単身者の引っ越しの場合は、転出届や転入届の手続きをすれば終わりですが、入籍にともない姓が変わる場合は住民票の異動や世帯合併などの手続きが必要になります。
ハナユメの調査によると、引っ越しと入籍が同タイミングの場合が、いちばん手続きがスムーズになるそうです。
晴れて入籍
入籍日は結婚式前、結婚式当日、結婚式の後と好きなタイミングで選ぶことができます。
入籍日で多いのは、「暦の大安吉日から選ぶ」というものです。
あまりに関係ない日付だとお互いに忘れてしまいそうですよね。そこで、お互いの誕生日や記念日などで、お日柄のよいところで選んだりするのもよいでしょう。
ここまで、入籍までの各ステップを紹介してきました。だんだんイメージは湧いてきましたか?
次の章では、入籍に必要な書類手続きについて細かくお教えしていきます!
入籍準備の際、必要書類や準備しておくもの
入籍の手続きのためには、複数の書類が必要です。必ずふたりでチェックしましょう!
結婚届け出の為の必要書類と流れ
まずは、下記書類を用意しましょう。
・印鑑ふたり分(シャチハタやゴム印は避ける)
・戸籍謄本ふたり分
・本人確認書類
・黒インクのボールペン(消えるシャープペンシルは不可)
婚姻届の紙は、最寄りの役所で用紙をもらうことができます。
ゼクシィなどの雑誌のふろくで付いてくることも多く、インターネットでダウンロードすることも可能です。
こだわりたいカップルはオリジナル婚姻届けを作っても楽しいでしょう。
オリジナル婚姻届のテンプレートもおすすめ
「一から作るのはハードルが高いけど、オリジナル感は出したい…」。
そんなあなたなら、婚姻届のテンプレートを活用するのもおすすめです。
「婚姻届製作所」というサイトに行くと有料と無料のテンプレートがあり、簡単におしゃれなこだわりの婚姻届が作成できますよ。
婚姻届の記入方法
婚姻届の記入方法を見ていきましょう。
戸籍謄本の通りに記入するよう心がけます。日付は提出する日を記入すること。
また、証人のサインも忘れずにお願いしましょう。証人は親や兄弟、友人など誰でも大丈夫ですが、もし姓が同じなら、印鑑は別のものを使うようにしてください。
記入の際ですが、法務省や市区町村のホームページで見本をチェックしてから行えば安心です。
もちろん、消えるペンはNG。不備がないよう気を付けて記入しましょう。
戸籍謄本が必要な場合もある
婚姻届の提出の際ですが、本籍地と届け出る役所が違う場合は、戸籍謄本を用意する必要があります。
本籍地が現住所と異なり、遠方の場合などは取り寄せるのに時間がかかることも。
本籍地まで取りに行く場合と、郵送で取り寄せる場合で、必要な書類も変わってきます。
事前に役所に問い合わせたりして、ロスのないよう余裕を持って準備をする必要がありそうです。
また、結婚する当事者の両方、もしくはどちらかが提出するのであれば、自分たちの身分証明書と旧姓の印鑑(ミスがあったときに訂正するため)が必要です。
もしも代理の方にお願いする場合は、その方の身分証明書も忘れずに持参してもらいましょう。
続いて、人気な入籍日をご紹介していきます。
人気の入籍日は縁起のよい日やふたりの記念日!
先ほども入籍の日について触れましたが、縁起を担いで大安や友引などを選ぶことが多いでしょう。
また、クリスマスやお互いの誕生日など、お祝いごとの日は忘れるリスクが少ないので人気です。
ふたりだけが知っている記念日(付き合い始めた日、出会った日など)を選ぶのも素敵ですね。
また、結婚式の日に入籍するカップルもたくさんいます。
大安吉日で語呂のよい日付(11月22日や1月23日、7月7日など)も覚えやすくてよいでしょう。
パートナーが結婚記念日を忘れた!というのはよくあるもめごとの1つ。
不要なケンカを避けるためにも、お互い覚えやすい日付に設定しておくことをおすすめします。
入籍と共に引越しをする時の手続き
すでに一緒に住んでいる場合を除いて、どちらかは少なくとも引っ越す必要があるのが結婚です。
手続きがいろいろとあって厄介なのは否めませんが、徐々に必要なことを済ませていきましょう。
新しい住所に引っ越すために、まず現住所がある役所で転出証明書を出してもらいます。
同じ市区町村内での引っ越しであれば転居届を提出するだけで大丈夫です。
転出証明書が手に入ったら、引っ越し先住所がある役所に行き、転入届を提出します。
役所に行く際は本人確認書類を忘れずにしてくださいね。マイナンバーカードがある場合は、あわせて持参しましょう。
転入届は引っ越し後2週間以内に提出する必要があるので、忘れないようにしましょう。
このほかに、いくつか必要のある手続きがあるので順番に説明していきます。
1.公的年金の手続き
自営業者などが加入している国民年金は、役所で氏名や住所の変更をする必要があります。
厚生年金や共済年金の場合は、基本的に会社で変更の手続きをしてもらえるので、担当部署に必要書類を提出するなどして、手続きをお願いしましょう。
2.公的医療保険
こちらも年金同様、国民健康保険の場合のみ、役所での変更手続きが必要です。
3.印鑑登録届
姓が変わったり、新規に登録する場合、居住区の役所で手続きが必要になります。
もともと下の名前のみの印鑑を登録してあったり、結婚後も姓が変わらなければ、引き続き同じ印鑑を使用できます。
4.公共料金(電気、ガス、水道)
ガスと電気は1週間前までに、水道は3~4日前までに連絡すれば大丈夫ですが、早め早めを心がけておくと、「うっかり忘れてた!」ということにならずに済むでしょう。
5.インターネット回線・電話回線
スマホやPCが使えないと死活問題、という人も今の時代少なくないはず。
だとすれば、インターネットも引っ越してすぐ使えるように、回線の移転などの連絡も少し余裕をもって済ませておきましょう。
また、最近少なくなってきているようですが、固定電話を設置するなら116に電話して、工事の予約などを行います。
それまでの回線を使用停止するのも、このとき電話でお願いするとよいですね。
6.郵便物の転送手続き
郵便局の窓口で転居届を提出すると、転送サービスに申し込めます。
その際ですが、運転免許証や保険証などの本人確認書類に加え、旧住所がわかる書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住民票など)を持参します。
正しい新住所を書かないと郵便物が届きません。不安であればメモしていきましょう。
入籍後必要な住所変更や苗字変更による名義変更
特に女性が大変なのが、苗字変更に伴うさまざまな名義変更手続き。
苗字が変わるとあらゆるものの変更が必要になります。しっかり把握しておかないと後で大慌て、ということになりかねません。
ぜひこちらをチェックの上、予定しておいてくださいね。
1.運転免許証
あらゆる場面で使うことの多い運転免許証。実際に車の運転以外にも、身分証として常に携帯している人がほとんどではないでしょうか。
苗字や本籍地が変わった場合、警察署や運転免許試験場、運転免許更新センターなどで変更手続きを行いましょう。
氏名だけの場合、本籍地だけの場合、住所も全部など、変更する項目によって必要な書類が若干異なります。
下記のリンクで確認してから、自分に必要な書類をそろえて持参するとよいでしょう。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/menkyo/koshin/kisai00.html
2.貯金通帳
預金通帳の名義変更ですが、口座を開設した支店でしか手続きを行えません。少し離れた場所に引っ越した場合などは大変なので早めに確認しましょう。
通帳、キャッシュカード、新旧の届出印、身分証明書が大抵必要ですが、金融機関によって異なる場合もあるので、前もって電話で必要なものを問い合わせてみるとよいでしょう。
3.クレジットカード
銀行口座の名義変更をしたら、クレジットカードの名義も変える必要があります。
引き落としの関係もありますので、いっぺんに手続きを進められればベター。
必要な書類等はクレジット会社によっても異なるようですので、ご自分のカード会社に一度問い合わせてみてくださいね。
4.パスポート
新規に申請するのではなく、有効期限内のパスポートの名義変更の場合は、切替申請をして新たに5年か10年の有効期限のあるパスポートを発券してもらうか、記載事項変更旅券を発給申請する必要があります。
手続きに必要な書類など、詳しくは下記リンクを参照してください。
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/passport/guide/application/0000000364.html
5.生命保険
結婚して苗字が変われば、生命保険も名義変更が必要になります。
名義変更のタイミングで、お互いに保険内容を見直してみるのもよいでしょう。
変更手続きの際の必要書類は、保険会社によっても多少違うようですので、実際に聞いてみてくださいね。
6.自動車登録
ご自分名義で車をお持ちの場合、名義変更が必要になります。
車検証、戸籍謄本、委任状、手数料納付書、納税申請書、申請書を持参の上、所轄の陸運局で手続きを行いましょう。
面倒な方は、手数料を支払って業者に頼むこともできます。
先輩カップルはこんな風に入籍準備時にもめている!
結婚準備の負担が偏りすぎて孤独に陥ったり、イライラがつのって喧嘩に発展してしまうカップルも多いようです。
『こんなに喧嘩しているのは私たちだけ…?』と不安になりますよね。
先輩カップルが入籍準備でもめる内容は、下記が多いようです。
・入籍に必要な書類がそろわない、段取りが悪い
・女性が提案した内容に対して、彼の返事が曖昧。または意見が食いちがう。
・金銭関係
どちらかが一生懸命調べても、『どっちでもいいよ』や『好きにしていいよ』と言われてしまうと、こんなに頑張ってるのに参加してくれないのはなぜ?とイライラがつのってしまうようです。
このイライラを発生させないためにも、次の3つを意識してみてください!
入籍日は事前に両親にも知らせておく
婚姻届の証人欄に、ご両親の情報を記載してもらう人が大半でしょう。
提出日に書類不備があった!などのトラブルのさいに、いざ頼りになるのが両親です。
あらかじめ入籍希望日はご両親に伝えておくとよいでしょう。
自分の戸籍謄本は事前にチェックしておく
自分の戸籍謄本の内容をしっかりチェックしておきましょう。
一度内容を頭に入れておけば、婚姻届に書く時もスムーズに進むでしょう。
大変な時期だからこそ、お互いに思いやりを持つ
大変な時期ですが、しっかり話し合ってふたりで解決していきましょう。
この時にお互いの意見をぶつけ合うことで、より深い仲になれた先輩カップルもたくさんいます。
無理にためこまず、話しやすいご両親やお友達に相談するのもよいでしょう。
まとめ
プロポーズから入籍まで、一連のプロセスをまとめてみました。
結婚は男女ともに一大事ですが、特に苗字の変わる女性にとっては、さまざまな名義変更の手続きも加わり、大変なのは言うまでもありませんね。
結婚後もずっともめごとを引きずってしまわないよう、お互いよく話し合いつつ準備を進めましょう。
・引っ越しと、入籍による名義変更の項目6個ずつを漏れなくチェック
・手続きをスムーズに進めるためにふたりでしっかり話し合おう
結婚はふたりだけの問題ではなく、新たな家族となる、お互いの親や親族とのリレーションシップの始まりです。
すべて勝手に決めてしまうのではなく、ご両親にも報告や相談をしつつ計画していけるとスムーズです。
何ごとも初めが肝心。せっかくこの人と結婚しようと決めたのですから、ぜひ一生仲良く過ごせるよう、結婚準備から協力して進められるとよいですね。
以上、入籍準備についての記事でした。