マタニティウエディングをするかどうか、迷う人は多いです。
・妊娠中の予測できない体調が不安
・出産後にかかる費用を考えると今あまりお金を使わずいるべきかも
・お腹が大きいと綺麗なドレス姿を見せられなくて挙げるか迷っている
・今から準備して間に合うの?
このような理由から、費用面やスケジュール、そして時には周りの目が気になって、決めきれずにいるカップルもいることでしょう。
元プランナーの意見としては、後々未練が残りそうなら挙げたほうが良いです!
限られた予算や期間の中でマタニティウエディングをすることは十分可能です。その時の2人が選べる選択肢の中でベストな結婚式にできると良いですよね。
今回は、今まさにマタニティウエディングを挙げるかどうか迷っている人たちに向けて、マタニティウエディングのことが丸ごとわかる完全マニュアル記事を書きました!
これを読んで、思い切ってマタニティウエディングをするのかどうかもう一度検討してみてくださいね。
この記事の目次
マタニティウエディングを実施したのは全体の6.7%!2人や親の気持ちを尊重して検討しよう
マタニティウエディングを実施した先輩カップルの割合は、全体の6.7%です(ハナユメ調べ)。数字的には少ないように見えますが、授かり婚が増えた現代ではスタンダードになりつつあるスタイルです。
ドクターストップがない限り、挙式をしたい気持ちを尊重して大丈夫でしょう。
出産してからゆっくり挙式をしようと思っていても、産後は慣れない育児と家事の両立で、予想以上に多忙になるため、結婚式を挙げる機会を失いかねません。
もし、挙式することを迷っているのなら、パートナーである彼や家族に相談するのがよいでしょう。
身近な人たちの理解と協力を得れば、準備の負担も軽減されます。結婚と、家族が増える2つの喜びの日を無事に迎えるためにも、周囲の理解を味方にすれば安心です。
マタニティウエディングは安定期とされる妊娠5ヶ月〜7ヶ月前半がベスト
個人差がありますが、大抵妊娠2~3ヶ月は、つわりがピークであることも多く、体調が不安定な日が多くなります。
一方、妊娠8ヶ月からは妊娠後期に入り、お腹も大きくなります。そのため、歩いたり、座ったりという動作が辛くなるため、避けたほうが無難です。
妊娠5~7ヶ月は安定期とされ、体調が落ち着くので、マタニティウエディングに最適な時期と言えます。
産後ならば子どもが1歳前後のときがベスト
もし産後に結婚式を挙げるならば、子どもが1歳前後になる時期をオススメします。
産後すぐの頃は、赤ちゃんの授乳回数も多く忙しい時期です。ママの体も、産後の回復期の途中で、子育てと家事の両立、夜中の授乳による睡眠不足のため、結婚式を挙げるには万全な状態ではありません。
しかし、子どもが1歳になる頃は、授乳も落ち着くことで睡眠時間もまとまってとれるようになり、精神的にもゆとりが出てきます。
結婚式の準備が始まるのは3~4ヶ月前ということを考えても、子どもが1歳前後の時期を選ぶのがベストでしょう。
次は、マタニティウエディングではどんな式場を選べば良いのかを見ていきましょう。
マタニティウエディングの式場選び、3つのコツ
基本的に、ほとんどの式場で妊娠中という理由で挙式を断られることはありません。
挙式できるタイミングに全く空きがない、と言う理由で断られることはあります。
積極的にマタニティウエディングプランを打ち出している式場や、マタニティウエディングに慣れたスタッフがいる式場もあるので、より安心できる式場を選ぶことがポイントです。
1.結婚式場探しは出来るだけスムーズに!早く式場と日取りを選ぶ
結婚式場と日取りが決まらないと、具体的な準備は始められません。
希望の式場が見つかっただけでは、その日に結婚式場があいているかはわかりません。
日取りが先に決まった場合も同様です。
それ以外のアイテムを選ぼうとしても、結婚式の日取りが決まらない限りは(その日にそのドレスが空いているかがわからないので)ウエディングドレスなど衣装を決めることもできないというわけです。
ですから、まずは結婚式場探しをスムーズに行いましょう!
ハナユメ相談カウンターを利用する
結婚式場紹介サイトだけでなく、各社無料の相談カウンターを利用するのもオススメです。
経験と知識が豊富なプロのプランナーが、直接話を聞きながら、マタニティウエディングに適した式場を紹介してくれますよ。
数多くの式場の中から、マタニティウエディングの実績がある式場を紹介してくれるので、見当違いの式場を選んでしまうこともなく安心です。
特にオススメなのが、オリコン顧客満足度®ランキングで4年連続No.1*を獲得しているハナユメウエディングデスクです。
全国に店舗が6ヶ所ありますが、直接デスクに行かなくても、電話やメール、LINEでの相談も可能なので、体調が心配な妊婦さんにもぴったりですね。
2.打ち合わせやドレス選び、当日の進行に配慮がある式場を選ぶ
決定するに当たって、打ち合わせの一部を極力メールや電話で対応可能といった配慮がある式場を選ぶと良いでしょう。妊娠中、頻繁に打ち合わせに出かけるのは負担がかかるものです。
でも、その手間を減らせるような配慮をしてくれる式場なら、準備もより快適に進むでしょう。
因みにアプリやWEBサイト上で、アイテムを選べる結婚式場もあるようですよ。
なお、衣装についてはマタニティ専用ドレスが充実しているショップと、提携している式場を選べると安心です。プロのコーディネーターがいれば、より専門的なアドバイスがもらえるでしょう。
3.自宅近くなど打ち合わせや当日、移動の負担が少ない式場を選ぶ
準備期間中は、何度か式場に足を運ぶ必要があります。また、当日は早めに式場に入っての準備が必要です。
このような理由から、式場は体に負担がかからない場所を選ぶのが良いでしょう。
移動の手間や体調を考慮して、自宅からのアクセスが良い式場を選ぶなど、体への負担を少なくすることを優先して考えるのが重要です。
海外は難易度高い!リゾートウエディングなら国内リゾートがおすすめ
リゾートウエディングが夢という花嫁さんも、国内であれば、憧れのリゾートウエディングが叶えやすいです。
結婚式後、そのまま移動なしでハネムーンを過ごすこともできます。
海外でのリゾートウエディングが難しい理由は、万が一の時に病院をさがしたり、日本語が通じなかったり、保険が効かないという点が主に上げられます。
ただ、以前接客したお客様の中にも、産前にフォトウエディングをしに海外リゾートにいかれたというかたもいました。
全くできないわけではありません。
結婚式を挙げる場合はいずれの場所だとしても、時期など主治医に必ず相談するのがベストです。
ここまで、マタニティウエディングにぴったりな式場選びについて紹介しました。
次の章では、マタニティウエディングで重要な、ドレス選びについてお話ししましょう。
※2017年・2018年・2019年・2020年 オリコン顧客満足度®調査 結婚式場相談カウンター 第1位
マタニティウエディングでも楽に着られるドレス選びのコツ
マタニティドレスは、普通のドレスに比べると数が少ないので、ドレス優先で式場を選ぶのもアイデアです。
しかし、もし気に入ったドレスが見つからなければ、自分たちで手配しなければならない可能性もあるため、ドレスの持ち込みが可能かどうかを式場に確認する必要があります。
また、挙式日にどれくらいサイズアップしているかを見極めて、ドレスを選ぶことも大切です。
1.お腹を締め付けない・目立ちにくいタイプのドレスを選ぶ
ドレスには、肩、胸、腰のいずれかで、ドレスを支えるデザインが多いものです。中でも妊婦にオススメなのは、肩や胸でドレスを支え、お腹への負担が少ないタイプです。
おすすめ1:エンパイアラインのドレス
胸の下にある切り替えから、下にストンと落ちるタイプのドレスです。ウエストの位置が高いシンプルなデザインなので、お腹が目立ちにくいのが特徴です。
おすすめ2:スカートにボリュームのあるドレス
スカートの生地を何層にも重ね、下半身にボリューム出すロマンチックなドレスは、ふっくらし始めたお腹を目立ちにくくする効果があります。上半身が華奢に見えるというメリットもあります。
おすすめ3:肩紐のあるデザインのドレス
肩紐のあるデザインのドレスは、肩でドレスを支えるため、お腹に負担がかかりにくいという利点があります。マタニティウエディングにぴったりなデザインと言えるでしょう。
おすすめ4:背中が編み上げ仕様のドレス
背中のシャーリングを締めたり緩めたりすることによって、サイズの微調整ができます。もし、予定よりもお腹が大きくなっていたり、反対にあまり大きくなっていなかったりする場合も、柔軟に対応可能です。
2.重すぎないドレスやフラットシューズを選ぶ
当日は、少なくとも2時間程度はドレスを着ていることになるので、体に負担の少ないデザインを選ぶことも重要ポイントです。
また、装飾が多かったり、バックトレーンが長かったりするドレスは重く、それだけ負担も大きくなるのでオススメできません。軽量なドレスを選ぶようにしましょう。
転んだり、疲れたりしないように、靴もヒールタイプではなく、フラットシューズを選ぶと安全です。
3.ブライダルインナーはコーディネーターに必ずアドバイスをもらおう
マタニティ用のブライダルインナーは、通常のものと違ってお腹を締めつけず、大きくなった胸元を支えるように作られています。でも、自分で探したり、決めたりするのは難しいものですね。
そんな時は、各式場のコーディネーターなど、プロに相談して選んでもらうのがベストです。
4.お腹の膨らみ具合に合わせて適宜お直しができるかどうかも確認しておく
ドレスを選んだものの、結婚式当日に予定よりもお腹が大きくなっていたなど、サイズが合わなくなる可能性もあります。
そのような場合に備え、ドレスの調整やお直しが可能かどうか、その費用も含めて確認しておきましょう。
5.サブのドレスも選んでおく
お直しが難しいドレスや、サイズの調整が効かないドレスを選んだ場合は、サブのドレス考えておくと安心です。その場合、ウエディングドレスと、カラードレスの2着を選んでおくと良いでしょう。
メインのドレスより、サブのドレスは1サイズ上のものを選ぶのがポイントです。
和装を着てもOK!ただし短時間に限るなど工夫を
マタニティウエディングでも、和装を着ることは可能です。何より和装は、ドレスよりもお腹が目立ちにくいというメリットもあります。
しかし、衣装に重さや帯の締め付けがあるので、体への負担は考慮しなければいけません。和装を検討する場合は、なるべく軽量のものを選ぶようにしましょう。
また、着用する時間は、挙式だけ、お色直し後だけなど、短時間にすることをオススメします。
以上が、マタニティウエディングのドレスについてのお話でした。
次は、挙式までのスケジュールについて確認していきましょう。
3ヶ月で十分間に合う!マタニティウエディングを成功させるための準備スケジュール
安定期である妊娠6~7ヶ月頃にマタニティウエディングを行う場合、どのようなスケジュールを組むことになるのでしょうか。
おおまかな流れをみていきましょう。
妊娠3ヶ月:式場探し〜指輪探し、前撮り、二次会の検討
挙式や披露宴のスタイル、ゲストの人数、日取り、予算を決めます。指輪は納品までに2ヶ月前後はかかるので、早めに準備をしましょう。
さらに、写真の前撮りや二次会を行うかどうかも検討しましょう。
体調や都合により、前撮りが難しい場合は、産後に赤ちゃんと一緒に撮影するのもオススメです。
また最近は、マタニティフォトを撮る人も増えてきているので、体調の良いときを選んで、今しかない記念写真を撮影するのも良いでしょう。
二次会は、マタニティウエディングの場合、行わないことも検討した方が良いでしょう。
結婚式は人生で特別なイベントなので、式や披露宴だけでも想像以上の負担があるものです。
花嫁さんの体調を最優先して、イベントは最小限にしてプランを考える事が大切です。
妊娠4ヶ月:招待状の発送とともに結婚式の大枠を決める
ゲストを選び、招待状の発送をします。
そのほか、披露宴のプログラムや演出、料理やドレスなど、結婚式の大枠を決めていきます。
妊娠5ヶ月:結婚式の細部を決定・準備
席次表の作成など、結婚式の細部を決定していきます。
リハーサルを行い、ヘアメイクなどもこの時期に決まります。BGMも準備を始めましょう。
結婚式1週間前:プランナーと最終確認、当日の準備
いよいよ結婚式目前です。プランナーと最終確認を行い、花嫁さんはネイルやシェービングの身だしなみを整えます。
心づけや車代などの準備も済ませることを忘れずに。
以上が、挙式までのおおまかなスケジュールでした。
次の章では、挙式当日の注意点について、しっかりとチェックしていきましょう。
マタニティウエディング当日の注意点
マタニティウエディングを行う上で一番大切なのは、新婦の体調を優先することです。
そのことを踏まえ、当日はどのようなことに注意すればいいのか確認して行きましょう。
1.決して無理をしない!新婦と赤ちゃんの体調第一
何があっても、一番大事なのは母子の体調です。式の途中で具合が悪くなったり、疲れてしまったりしたときは、すぐに気づいてもらえるよう、スタッフと合図を決めて共有しておくのが良いでしょう。
休憩スペースを準備しておいてもらうと、さらに安心です。
2.余裕のあるスケジュールで動く
当日、予定外のことや、時間の遅れが起きないわけではありません。心身ともに余裕が持てるよう、スケジュールは少し早めに進める気持ちでこなしましょう。
焦りや緊張で、体調にも影響が出るかもしれません。でも、時間に余裕があれば、よりリラックスして式を迎えることができるでしょう。
3.万一のために医師にすぐに連絡できるようにしておく
当日、体調が悪くなったときは、すぐに担当医に連絡ができるよう、連絡先を家族やスタッフと共有しておきましょう。念のため、担当医にも式の日取りや場所を伝えておくと安心です。
以上、挙式当日の注意点を3つお話ししました。
次は番外編で、マタニティウエディングならではの演出について紹介します。
番外編:マタニティウエディングにおすすめの演出3選
せっかくなら、マタニティウエディングでしかできない演出をして、新しい家族が増える喜びを一緒に祝ってもらいましょう。ゲストにも楽しんでもらえれば、きっと忘れられない特別な一日になるはずです。
1.赤ちゃんの性別当てゲーム
産まれてくる赤ちゃんの性別をゲストに当ててもらうゲームです。
受付でカードを配り、投票をしてもらいます。正解者にプレゼントなどを用意すれば盛り上がることでしょう。
サプライズとして、性別とゲームのことを新郎にも内緒にしておき、ゲストと一緒に参加してもらうというアイデアもあります。更に盛り上がる事間違いなしですね。
2.ベビーリングセレモニー
赤ちゃんに贈る小さな指輪を、ベビーリングといいます。
赤ちゃんが産まれたあとに、生年月日や誕生石を刻印して贈るというスタイルもありますが、この場合は、これから産まれてくる子が、健康で幸せに暮らせるようにと願いを込めてベビーリングを贈るものです。
当日は、ベビーリングセレモニーとして、ベビーリングをチェーンネックレスにして、新婦へ贈ります。
3.リングピローをファーストピローにする
式の指輪交換の際に、指輪を乗せる小さなクッションをリングピローといいます。
欧米では、挙式でみんなにお祝いしてもらったリングピローを、産まれてくる赤ちゃんのファーストピロー(最初の枕)として使うと、幸せになると言い伝えられています。
最近では、日本のマタニティウエディングでも行われるようになった、人気の演出です。
まとめ
・マタニティウエディングは体調を優先にし、彼や家族と相談して行うこと
・4ヶ月の準備でも挙式は可能。短期準備に強いサービスを利用し、お得な挙式も実現できる
・ドレスやプランは妊婦の体調に合うものを。体に負担がないドレスや、余裕あるスケジュールが成功の秘訣
結婚式を挙げたい気持ちがあれば、妊娠が分かったからといって諦めることはありません。
本記事を参考にして、特別な一日となるマタニティウエディングを成功させてください。
以上、マタニティウエディングについての記事でした。