式場検索サイト「ハナユメ」の調査によると、プロポーズの時に婚約指輪をもらった人は約3割でした。
しかし、そもそも婚約指輪ってなぜもらうのでしょうか?
婚約指輪の正しい意味まで知っている方は、意外と少ないのではないでしょうか?
そこで今回は、婚約指輪の意味や由来を詳しくご紹介します。
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婚約指輪の意味とは?愛する女性の心をつなぎ止めておこうという意味
婚約指輪の意味を深く考えたことがなかった人も、一度知ったらきっと婚約指輪への思い入れが一層増すはずです。
婚約指輪の由来とは?
まずは、婚約指輪の由来からみていきましょう。
男女が結婚する際に指輪の交換をするようになったのは、古代のエジプトが起源だとされています。エジプトで使われている象形文字では「結婚」は円で描かれており、「永遠に途切れぬもの」を意味しているそうです。
円系の指輪を交換することで、「永遠に途切れぬ愛」を交換し合っていたということですね。
そして、指輪を左手の薬指につけるのも古代エジプトからきています。古代エジプトでは、左手の薬指には太い血管があり、心臓とまっすぐにつながっているとされていました。心臓=心とつながった薬指に指輪をつけることで、女性の心をつなぎとめておこうとしたわけです。
また、古代ローマでは「約束の履行を誓うしるし」として鉄の輪を使っていたそうです。これが次第に結婚指輪となり、「結婚の約束を誓ったしるし」である婚約指輪の意味として定着していったようです。
二人にとってどんな意味があるのか?それは、決意の象徴
婚約指輪には大きく3つの意味があるとされています。
2.生涯の財産になる
3.二人の決意の象徴
1つ目の「婚約の約束を形として示す」というのは、婚約指輪の由来に一番近いですね。
2つ目の「生涯の財産になる」というのは、金銭的価値の資産としてではなく、二人の心の財産としてずっとあり続けるということでしょう。
3つ目の「二人の決意の象徴」というのは、この婚約指輪を身につけた瞬間から、お互いを支えあうパートナーとして歩み出し、何年経ってもこの指輪を見るたびにそのときの決意を思い出せるということですね。
なぜ婚約指輪を渡す文化が日本で広まったのか?
日本に結婚指輪を交換するという文化が入って来たのは明治時代。キリスト教の普及とともに結婚式で結婚指輪の交換が行われるようになったそうです。そして、大正時代には結婚指輪の交換が習慣として定着しました。
また、婚約指輪が習慣となったのは昭和に入ってから、高度経済成長期のこと。その頃、ダイヤモンドの輸入制限がなくなり、ダイヤモンド供給会社による婚約指輪のキャンペーンが行われたことにより、一気に婚約指輪が定着したとのこと。
今となっては、結婚指輪も婚約指輪もあたりまえの時代ですが、昭和より前の時代では、婚約指輪は一般的ではなかったようですね。
みなさんが思っていたよりも、婚約指輪の日本での歴史は浅かったのではないでしょうか。
そもそも婚約指輪と結婚指輪の違いとは?
婚約指輪を購入するにあたり、もう一つ疑問に思うことが多いのが「婚約指輪と結婚指輪ってどう違うの?」「一緒ではダメなの?」ということではないでしょうか。
特にあまり指輪に関心のない彼女であれば、婚約指輪を用意するのを迷うところではあります。
プロポーズ後に用意するのであれば彼女と話し合って決めることができますが、プロポーズ前だと聞くのも難しいですよね。
そもそも婚約指輪はエンゲージリングといい、婚約の証として男性から女性に贈る指輪のことです。婚約指輪は大きなダイヤモンドのイメージがあるように、非常に華やかなデザインのものが多いのが特徴です。
そのため、結婚後はなかなか身につける機会も少なく、最近では婚約指輪をなしにするカップルも増えてきています。もちろん、特別な日やお出かけの際に身につけて、ずっと大切にしている女性も多くいますよ。
結婚指輪(マリッジリング)ではどうか?
対して結婚指輪はマリッジリングといい、結婚の記念に二人で用意する指輪です。結婚式で交換しているイメージが強いのではないでしょうか。
結婚指輪は婚約指輪とは反対にシンプルなデザインのものが多く、結婚後はいつも身につけている人が多いですね。
指輪を用意するのは、婚約指輪は男性が用意して女性に贈り、結婚指輪は二人で用意してお互いに交換するのが一般的です。
婚約指輪・結婚指輪それぞれの相場は?
費用の相場は、婚約指輪では30万円が相場です。(ハナユメ調べ)
同調査によると、結婚指輪は二人分で245,000円が相場で、その内訳は女性の方が少し高めとなっています。どちらも用意すると60万円ほどと、なかなかの金額になってしまいますね。
そのため、最近では婚約指輪をなしにして、結婚式や新婚旅行にお金をかけたり、ずっと身につける結婚指輪をグレードアップしたりするカップルが多くなっています。
婚約指輪と結婚指輪の意味は別々なので、どちらも用意するのもいいですし、二人で話し合ってダイヤモンドなしの婚約指輪にしたり、婚約指輪自体をなしにしたりという選択もありだと思います。
この章では、婚約指輪と結婚指輪の違いを見てきました。婚約指輪にはいくつか種類があり、それぞれの形で意味も違ってくるため、次の章では、婚約指輪の種類についてご紹介したいと思います!
婚約指輪の種類は、大きく分けて5種類!それぞれの形の意味
「婚約指輪に種類なんてあるの?」と思う人もいるかもしれませんが、実は婚約指輪には大きく分けて5つの種類があるんです。見て行きましょう。
ソリティア
出典元:BRILLIANCE+
ソリティアは婚約指輪として定番のデザインです。婚約指輪と聞くとこの指輪をイメージする人も多いはず。
特に一粒ダイヤを立て爪で留めたデザインが一番メジャーではないでしょうか?
爪の有無やアームのデザインによって印象がガラッと変わる指輪です。
また、一粒ダイヤが強調されるので、ダイヤにこだわる人が多いデザインでもあります。
メレ
出典元:BRILLIANCE+
メレはメインのダイヤの脇に小粒のダイヤがついているデザインです。
ソリティアとはまた違った形でメインのダイヤが引き立ちます。
ダイヤの数やカラー、配置でさまざまなデザインを楽しめるので、オリジナルのデザインをオーダーする人も多くいます。ソリティアよりも華やかな印象になるのが特徴ですね。
パヴェ
出典元:BRILLIANCE+
パヴェはアームにダイヤを敷き詰めた豪華なデザインです。パッとサプライズで目の前に出されたらビックリしてしまいそうなゴージャス感。
もともと、パヴェはフランス語で「敷石」という意味なので、その名の通りダイヤがぎっしりと敷き詰められていますね。
敷き詰めるダイヤの大きさで大きく印象が変わり、アームの形でも全く違ったデザインになります。
エタニティ
出典元:BRILLIANCE+
エタニティはその名の通り「永遠」を意味し、永遠の愛を象徴しています。同じサイズのカットダイヤをぐるっと並べたデザインですが、そのサイズで印象が変わります。
また、一周か半周かでもイメージが変わってきますね。小さめのカットダイヤを使ったデザインが人気のようです。
色石リング
出典元:宝石・時計いのうえ
色石(いろいし)リングはカラーダイヤや誕生石など、色のついた石をつかった指輪です。他の婚約指輪と違って美しさより、可愛さが強くなることも。こちらもオーダーメイドで好みのデザインにする人が多くいます。
一口に「婚約指輪」と言っても、こんなにも種類があるのです。サプライズで婚約指輪を用意しようと考えている人は、あらかじめどの種類が好みかくらいは把握しておいた方がいいかもしれませんね。
アームの形や石の配置でも印象は変わる
ただし、ここでご紹介したのは基本のデザインなので、アームの形が変わるだけでも全く違った印象の指輪になります。彼女が好きそうなデザインがどの種類の指輪かわからない場合は、その指輪の画像を店員さんに見せるのがオススメです。
種類というより特定のアームの形や石の配置が気に入っている場合もあるので、選ぶのに自信がない場合は店員さんに相談してみてくださいね。
もしくは、ストレートに「どういうデザインの指輪が好き?」と軽くプロポーズを匂わせておくのもいいかもしれません。
まとめ
ここまで、婚約指輪の意味について見てきました。
まとめると、
・結婚指輪は結婚の記念品なので、二人で一緒に用意するのが一般的
・約6割の女性は婚約指輪にダイヤモンドがなくてもOKと思っている
婚約指輪は高い買い物になるので悩んでしまうのも当然です。
まずは婚約指輪を彼女が欲しがっているのか、欲しがっているのならどんなデザインがいいのかを頑張ってリサーチしてみてくださいね。
以上、婚約指輪の意味についての記事でした。