入籍しようと思った日を調べたら「仏滅」だった。
そんなカップルも多いのではないでしょうか?
なんとなく縁起が良くないことは分かるけど、本当にこの日に入籍してはダメなのか気になりますよね。
そこで今回は、仏滅の意味や仏滅に入籍したカップルの割合をご紹介します。
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この記事の目次
入籍日に仏滅を選んだカップルは4.6%!
先輩花嫁996人に行った調査では「入籍日を決める際にお日柄は気にしましたか?」と質問したところ、41.0%が「気にしなかった」と回答しています。
参考:ハナユメ結婚・入籍準備マニュアル
実際に入籍日は、二人の付き合った記念日や祝日、挙式日、語呂合わせの良い日などで決める先輩カップルも多く、お日柄を特に気にしないカップルが多いようにみえます。
しかし、同じ調査で、検討していた入籍日が仏滅だった時に、入籍日を変更したカップルが44.8%もいるという結果になりました。
お日柄はあまり気にしないカップルが多い中、入籍する予定の日が仏滅だったカップルの約半数が入籍日を変更した結果となりました。
さらに、実際の入籍日を聞いたところ、4.6%のカップルの入籍日が仏滅だったと回答しています。そのことから、六輝の中でも仏滅は気になるお日柄なのでしょう。
「お日柄を気にしない」と言いつつも、実際に仏滅に入籍したカップルの割合は極端に少ないので、本心としては気にしている人が多いのかもしれませんね。
たしかに縁起のことを考えると、仏滅のイメージはよくありません。
しかし、仏滅を入籍日にすれば、必ず悪いことが起こるというわけでもありません。
とくに六曜にこだわりがない、仏滅の意味を知ってもとくに気にならない、お日柄は関係なく自分たちの記念日を入籍日にしたい、というカップルであれば、仏滅を入籍日にしても全く問題ないでしょう。
そもそも仏滅は縁起の悪い日なのでしょうか?
仏滅ってどんな日?本当に縁起が良くないのか
「仏滅」という言葉に、どのようなイメージを持っていますか?
仏滅の日には結婚式や引っ越しはしないほうが良いなどと聞いたことがある方も多いですよね。
「仏滅」の基礎知識として、どんな日なのかをご紹介していきましょう。
意外と知らない「仏滅」の意味
そもそも仏滅とは、「六曜」という暦注の中の一つです。
六曜は「ろくよう・りくよう」と読み、旧暦を使っていた室町時代に中国から伝わったと言われています。
暦注とは日時や方位の吉凶を示したもので6種類あり、日本では一番有名な暦注です。
六曜それぞれに意味があり、すると良いこと、しない方が良いことがわかれているので日本の多くのカレンダーや手帳には記載されています。
仏滅には、「仏も滅するような大凶日」という意味があります。
仏滅は六曜のなかで最も悪い日とされていて、一般的には終日何をしても最悪と言われています。
仏滅(悪い日)+一粒万倍日・天赦日・母倉日(良い日)が重なる日はどうなる?
昔から暦の上ではその日の吉凶を判断するために、先ほどお伝えした六曜や二十八宿、天赦日(てんしゃにち)や不成就日(ふじょうじゅび)などの選日など、いろいろなお日柄が使われてきました。
選日とは、暦の上で六曜(ろくよう・りくよう)・七曜(しちよう)・十二直(じゅうにちょく)・二十八宿(にじゅうはっしゅく)・九星(きゅうせい)・暦注下段(れきちゅうげだん)以外の総称を指します。
選日(せんじつ)は、十干十二支(じっかんじゅうにし)の組み合わせによってその日の吉凶を占う暦で、その日の吉凶を判断するための特殊な日柄のことです。
最近では、吉凶を判断するための暦として人気が上がってきているようです。
このような他の吉凶を判断するためのお日柄の良い日と、六曜で最も悪いとされる仏滅が重なる場合があります。
これは、それぞれの暦の成り立ちや由来が異なり、干支が暦に関係しているからです。
そもそも、暦で人気のある六曜や選日の暦を考えた場合、吉凶を見てしまうと1年の中にすべてが揃った吉日はとても少ないものになってしまいます。
このすべて揃った吉日を第一優先にしてしまうと、良いタイミングを逃してしまうことにもなりかねません。
入籍とは二人でするものです。自分の運気がとても良い日であっても、相手の運気が悪い日である可能性もあります。
暦の上では強運日でも決してその通りにいくものではありません。
「吉日と重なったら一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なったら半減」という説もあるそうです。
暦の運勢は参考程度にうまく活用するのがいいのかもしれませんね。
仏滅は良い日と捉える考え方もある
これまでお伝えしたとおり、仏滅とは最も悪い日と言われています。
しかし、「仏滅」=「物滅」として物が滅び、新たに物事が始まるという意味で、大安よりも何かを始めるのに適した日と、ポジティブに解釈する説もあります。
また、そもそも海外だと六曜の考えすらありませんので、世界的に見れば「大安」も「仏滅」も何も変わりません。
六曜それぞれの意味をご紹介
六曜には、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の曜があり、それぞれに意味があります。
以下、六曜それぞれの意味について紹介していきます。
先勝(せんしょう・さきがち)
先勝とは、「先んずれば即ち勝つ」という意味があり、万事急いだほうが吉とされています。
午前中は吉、午後2時より6時までは凶とされています。
午前中に入籍の手続きを行ったり、結婚式をスタートさせたりするなどであれば、吉といえるでしょう。
友引(ともびき)
友引は、「凶事に友を引く」という意味から、「勝負なき日と知るべく」といわれます。
「共引」という表記は、勝負事で何事も引き分けになる日という意味で使われてきたようです。
葬式では、友が冥土に引き寄せられると言われていますが、結婚式などの祝い事では、めでたいことが続く、友人を引き寄せると言われており、結婚披露宴の引出物の発送日に選ぶ人もいます。
先負(せんぷ・さきまけ)
先負には、「先んずれば即ち負ける」という意味があります。
何事にも平静であることが良いとされるため、勝負事や急用は避けるべき日と言われます。
「午前中は凶、午後は吉」なので、先負の日の用事は午後にすると良いとされています。
仏滅(ぶつめつ)
仏滅は、六曜における大凶日とされています。
もともと、全てが虚しいと解釈して「物滅」と呼ぶようになり、これに近年になって「佛(仏)」の字が当てられたようです。
婚礼などの祝儀を避ける習慣がありますが、それとは反対に「物が一旦滅び、新たに物事が始まる」とされ、「大安」よりも物事を始めるには良い日との解釈もあります。
先ほどお伝えしたとおり新しい門出を祝う入籍日や結婚式は、解釈次第では大安よりも良い日取りという見方もできます。
大安(たいあん)
大安は、万事に良い大吉の日とされ、「大いに安し」という意味です。
何事においても吉、成功しないことはない日とされているため、入籍や結婚式の日取りとしてとても人気があります。
赤口(しゃっこう・せきぐち)
赤口とは、陰陽道の「赤舌日」という凶日が由来で、午前11時ごろから午後1時ごろまでの午の刻のみ吉、それ以外は凶とされています。
赤から火や血が連想されるので、火の元や刃物に気をつけるべき日です。
ここまで、仏滅を含めた様々な暦の意味をご紹介してきました。次は、仏滅に入籍することに対するデメリットをご紹介していきましょう。
親世代には印象が悪い?仏滅に入籍するデメリットはこちら!
入籍日は、ふたりにとって最良の日だとして選んだ日です。
しかし、仏滅に入籍することでのデメリットが全く無いとは言えません。
ここでは、仏滅に入籍することで生じるデメリットをご紹介します。
親世代にはよく思われないケースも、、、事前に親に相談しておくと安心
親世代は、仏滅は縁起が悪いという解釈が根付いている方も多いので、仏滅に結婚式を挙げることが理解されにくいケースが考えられます。
仏滅を選ぶことで、「せっかくのお祝いの日なのに、なぜ仏滅に……」という心境になることもあるかもしれません。
家族に納得してもらえないまま強行した場合、後々まで尾をひくこともあるので、二人の中で「どうしてもこの日が良い!」という場合は、その旨をしっかりと伝えましょう。
何か問題が起きたときに仏滅だったからと考えてしまうかも
先ほどお伝えしたとおり、六曜では仏滅とは最も悪い日と言われています。
しかし、仏滅に結婚したからといって不幸になると決まっているわけではありません。
気にしなければそれでいいのですから、二人、家族が仏滅でよければ何の問題もありません。
ところが、親や親戚を説得して仏滅に入籍し、数年後に夫婦に不和が生まれてしまった場合、周囲から「仏滅に入籍なんてしたから……」などと言われるケースもあるかもしれません。
二人にとって入籍日は大切な日になります。
今後、新郎新婦自身が何かあるたびに「仏滅だったから」と考えるようであれば、仏滅結婚式は避けた方がいいでしょう。
二人でしっかり話し合って決めましょう。
二人の為の入籍とはいえ、結婚とは2つの家族を結びつけるものでもあります。
仏滅に入籍日を選ぶ選択肢を考えている時点で、両家の親には理解をしてもらう必要があります。
両家の親、親族の意見にもしっかりと耳を傾けて、皆に納得してもらった上で心からお祝いしてもらいましょう。
それでは次に、先輩カップル達は入籍日をどのように決めたのか、見ていきましょう。
先輩カップルは入籍日をどう決めた?二人の記念日などが多い!
二人にとって一つの門出となる入籍日。大切な日だからこそ、こだわりを持つ方は多いと思います。
では、先輩カップル達は具体的にどういった日を入籍日にしたのでしょうか。
二人の記念日
「いつまでたっても忘れにくいように」という理由で、誕生日や付き合いはじめた日などの、二人の記念日を入籍日にするカップルも多いようです。
友達から恋人に切り替わった付き合い始めた日に入籍することで、恋人から夫婦へと切り替わった記念日にもなりますね。
また、誕生日を入籍日にすることで、今後「誕生日と結婚記念日おめでとう!」とお祝いされます。
特に男性は数多くある記念日を忘れがちになってしまいますが、記念日を入籍日にすれば忘れることも少なくなりますね。
語呂の良い日
カレンダーの数字から語呂合わせの良い日を入籍日とするケースもあります。
11月22日の「いい夫婦の日」や4月22日の「よい夫婦の日」、3月9日の「Thank You (ありがとう)の日」などは有名ですね。
語呂合わせだと、頭に残りやすいです。
1月1日や8月8日、11月11日など、ゾロ目の日も覚えやすくてオススメです。
結婚式の日
入籍日と結婚式の日を同じにしている先輩カップル達もいますが、結婚式当日はかなり慌しくなることが予想されます。
役所が休みの土日祝日に婚姻届を提出する場合、書類に不備があると当日は不受理になってしまい、入籍日が結婚式の後になってしまうという結果になりかねません。
そのため、入籍日と結婚式を一緒の日にする場合は、事前に役所で提出する書類をチェックしてもらっておいたり、結婚式の開始時刻を遅らせて朝早くで役所に提出したりするなど、余裕をもって行動するのがポイントです。
本人たちでなくても提出することが可能なので、スケジュールが合えば家族などに提出をお願いするのも一つの方法でしょう。
クリスマスやバレンタイン
クリスマスやバレンタインデーなど、「恋人にとって大切な日」に入籍する先輩カップル達もいます。
2人にとって素敵な思い出がある日である場合が多く、ロマンチックですね。
なお、入籍日の決めかたについてもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
まとめ
・仏滅は縁起が悪いイメージもあるが、ポジティブな解釈もできる
・2019年のオススメの入籍日取りは9/8、6/26、11/23
入籍日をいつにするかどうかは、2人にとってとても大事な問題です。
2人が吉日かどうかを気にしなくても、2人のご家族が気にする場合もあります。
大切な記念日ですので、2人はもとより皆が納得してお祝い出来る日になればいいですよね。
今回お伝えした内容をご参考にしていただき、素敵な入籍日を選んでくださいね♪
以上、仏滅の入籍に関する記事でした。